かおーん さんの感想・評価

5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

いまさらジョン・タイター

いまさらジョン・タイターかよ、あれって１９９９年くらいじゃなかった？と半信半疑で見て、壮大にはまった作品。
当時USAで生活していた私も、友人から教えられたタイターのカキコを見ながら（ROMです）苦笑しながらも考えさせられたのを記憶している。IBM5100？なんで？AS400くらいならまだ2035年でも残ってるんじゃね？とか。

今、あらためてタイターについて考えてみると、ちょっと当たってることとかあって怖い。劇中でもセルン（CERN、劇中ではSERN）で、当時から研究機関でタイムマシン開発なんて・・・と言われていたが、最近になってニュースでニュートリノ、ヒッグス粒子発見、相対性理論崩壊とか騒がれてるの見ると怖い。

2000年　USにタイターが現れて、CERNによるタイムマシン開発成功を告発
2008年　宇宙誕生の謎に迫る、LHCついに稼動
2008年　CERN、マイクロブラックホール生成実験に失敗
2009年　ノルウェー上空に渦発生　http://youtu.be/wilTf3zPeoE
2011年　シュタインズゲート発表、CERNを再度取り上げる
2012年　CERNにより、ヒッグス粒子の発見を発表
2013年　7月、質量与える素粒子「ヒッグス粒子」　「CERNによる発見」も決着は先送り
2013年　10月、ヒッグス粒子の存在確定…国際研究チーム報告へ、ノーベル賞

・・・こえー。当然、タイターなんて信じてないですが。
タイターが世界線を変更し、第三次世界大戦が回避された未来にいるのかも考えるとSF的で面白いですね。


今作品は３つのタイムマシンがキーアイテムになっています。
・過去にメールを送信できる「Dメール」
・記憶を過去の自分に飛ばす「タイムリープ」
・2035年から来た「タイムマシン」

過去にメッセージを送る、未来からメッセージを受け取る。
これは受信機を作っておけば、未来からのメッセージを受信できる最初のタイムマシンとして最も実現化に近いものとされています。実際のCERNのLHC、カーマイクロブラックホール実験のときに騒がれました。この受信機を携帯電話とした設定はすごい。

人が乗るタイムマシンは一番実現が難しいor実現不可能といわれてます。未来人が来ていないことがタイムマシンが出来ていない証明、と言われるほど。（ドラえもんの最終回の1つ、未来から観光で未来人が来まくって迷惑でタイムマシン使用禁止によりお別れ、というのがあるくらい）
例えば10秒だけ過去or未来に移動したとしても、宇宙空間に放り出されます。地球は高速で自転して公転して、さらに宇宙は膨張している・・・。単位時間に自分が何処の座標に移動すれば良いかの計算が出来ないと、タイムマシンは実現できません。
実際のジョン・タイターもこの質問の答えには窮していました。
（といっても。今、私たちがいる次元が3次元に時間軸を加えた4次元、と考えられていましたが、神の公式では11次元とか13次元になっているようです。これが解明されれば計算は可能になるのかな？）

話は変わるが、クリスの紅ショウガ大量乗せ牛丼、実はあれがUS在住の日系人の食べ方です。紅ショウガ大量＆味噌汁（吉牛にも味噌汁が付く）は碗に口を付けて飲む。（ガイジソはスプーンで味噌汁を飲む）

2016.11.7 追記
ジョン・タイターは、ＵＳＡ女性大統領は誕生している、だがヒラリーではないと、2000年の時点で言っていました。大統領選の結果はいかに？