ギータ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ターリーラーリラー♪リラー リラー♪ラララーラ ララチャチャー♪
見ていてとても爽やかな気持ちになれます.恋愛よりなら友情の要素が強く,結構万人向けに気兼ねなく見れるストーリー展開になってるんじゃないかと思います.
このアニメは考えすぎないことを強くオススメします.考えすぎたら私のようになります.
※何を書くか定まらず,見返してみたらさらにわからなくなり,1週間書いては消し(ワードにコピペして保存)が続き,勉強にも支障がでるという…orz
とにかく深いことは考えずに,楽しんで,感じたことをそのまま受け止めればいいと思います.
自分でも考察しない方がいいと思うのですが,1週間悩んだ時間がもったいないので少し書きます.
{netabare}
このアニメの1番伝えたいことが見えてこなかったというか,あいまいになっていたような気がします.
話の設定や全話通して考えても,音楽の素晴らしさ,友情,成長の3つには絞られるのですが,それらが薄くなっていたというか,伝えきれていなかったのではないかと思います.
このアニメは設定があまりにも多すぎです.出したものをおろそかにせず,すべて回収しようという心意気は素晴らしいのですが,もっと時間を充てるべきもの,合唱の時間や,友達との時間などがおろそかになっていたと思います.
もう1つ,これのせいでものすごく悩まされました.1番中心にしているものではない要素で1番感動してしまった.
それは,和奏,紗羽の親子回です.和奏のお母さん,紗羽のお父さんがしっかり子供のことを考えていること,それなのに自分はきつく当たってばかりだったという後悔,反省に感情移入してしまい,思わず泣いてしまいました.
この回の印象が強すぎました.おかげで他3人のエピソードがかすんでしまったり,親子の絆>友情の力という印象になりました.
様々な要因が重なり合った結果,このアニメは伝えたいことが空中分解してしまったのかなと思います.
もし,力のいれどころを変えていれば,1つ1つの要素のつながりを意識していれば,違った感想になったかもしれません.
しかし,いろいろ考えたんですが,1つでも伝わることや感動することがあれば,それはいいアニメなんじゃないかと最終的には思えました.
形はどうであれ,伝われば,話の中心でないとはいえ親子回に感動したというのも,それはそれでいいと思います.
そもそも人生に形なんてないように,作品にだってつくり終わるまでは見えないものだってあるはずです.ましてやオリジナルアニメーションですし.例をだせば,あのスラムダンクの三井でさえ,登場当初は選手にする気はなかったという話もありますからね.ヤバい…自分で言っていることがよくわからない(笑)
つまり気にしすぎたらダメという作品もあるということです.感動したし,楽しめたなら,それはそれでいいということでこの作品はいいと思います.
{/netabare}
それにしても歌うまかったですね.普段のキャラソンとかと違って,合唱って感じでしたし,思わず聞き入ってしまいました.また,その合唱曲の使いどころ,演出も素晴らしいものがありました.
爽やかに気分になるのは,ストーリーもそうですが,EDをはじめとした,音楽,合唱の心地よさも大きな要因の1つです.
最後に…和奏マジ天使!