ちんとんしゃん さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
私的にジブリ作品No1!
一番大好きなジブリ作品です。いまさらもう語り尽くされているとは思いますが、私の思いのたけを綴ります。
初見(中学生)のときには後半にかけて「え?」っとついて行けない感が強かったのですが、繰り返し見返すうちにすっかり魅了されました。
まずこの映画の背景は本当にものすごいです。とくに森はその空気感さえリアルに感じます。
そしてキャラも素敵です。サンはまっすぐで、熱くてでもとても無垢で繊細でかわいいです。一方アシタカは思慮深くて勇気と決断力もあって男前それでいてどことなく暗くて…理想の男性像です(笑)そんなサンとアシタカが心をかよわせていくさまはいつみても感動します。
この映画には色んな思いやテーマが込められていると思いますが、その中でも人間と森(サン)の両極を愛し、それに苦悩しながらも調和を求めて奔走するアシタカの姿はとても印象的です。ラストにしても、色々な意見があるとは思いますが、私は現実的でなかなかいいと思います。
そして、この映画のもう1つの魅力は音楽です!ジブリ作品の音楽は言うまでもなくいつもハイクオリティですが、オープニングで流れる「アシタカせっき」と米良氏による「もののけ姫のうた」この2曲だけでこの映画のすべてが語られているといっても過言ではないくらいの名曲です。
室町時代を舞台に神と自然、人間をテーマにした超壮大な物語りですがさまざまな面で現代に通じる奥の深い名作だと思います。