runguren さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態：観終わった
良くできたアニメ
とても心理描写が丁寧で、話も面白く、全体的によくできたアニメだと思いました。
アニメっぽいぶっとんだ設定も少なくドラマに近い印象を受けた。
前半は笑えるシーンなんかもあり気軽に見れたが、やや単調に感じた。しかしそれがいろいろ伏線になってたりするので、仕方ない部分ではあるのかもしれないと思った。
後半(クリスマスあたりから)の盛り上がりはすごくて、何度も泣かされました。大河の家の前で、竜児の名前を叫びながら泣くシーンが一番ヤバかったなぁ。
北村くんとかその他同級生達の高校生っぽいノリというのが見ていて、自分にはなんだか合わなかった。見てるこっちが恥ずかしくなってくるような。
あとは大河が木刀もって、生徒会長の教室に乗り込んでいくシーンに何か違和感を覚えた。なんでだろう。そこで殴り合いですか、とは思った。
キャラの嫉妬だったり葛藤だったりの人間臭い部分がしっかりと描かれていて感情移入はしやすかったと思うし、そこがこのアニメの最大の魅力だと思う。
大河は最初の出てきたとき、はいはい、またこういう安直なツンデレ萌キャラですかぁ、またそういうアニメなのか。。と思ったけど、境遇や性格に好感が持てた。
みのりんは序盤から中盤にかけては好きだったんだけど、後半はクサすぎる台詞が多くてちょっと冷めてしまったなぁ。
亜美ちゃんは好きではないが、3ヒロインのなかでは一番リアルにいそうなくらい良く描けてるキャラだった気がする。
生徒会長のキャラ設定にはずっと違和感があった。なんだか受け付けられない。
というか物語の前半と後半でキャラのイメージが全体的にガラッと変わるよね。
作画に関しては全体的に良い。急に作画に力を入れてる場面があって、アクセント的な役割となっていたので良かったと思う。
全OP・EDが好きでした。特に後期EDのオレンジは物語の雰囲気にもピッタリで最高でした。
絵やタイトルから雰囲気で敬遠していたが、実際に見てみて評価が高い理由が分かりました。
