くりきん さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
[ネタバレ注意]見終わってから考察するのが本編
繭の中から生まれた少女が 灰羽となって壁に囲まれた街で暮らしていく物語です。
主人公は 繭の中で 空を落下している夢をみます。
灰羽は生まれる前に繭の中で夢をみます。
実はこの夢が物語の中核のようなものです。
街の中には人もいて、灰羽は人とは違う生き物として
人とは違うルールが設けられています。
灰羽連盟というお役所みたいなところで 手帳をもらい、なにか仕事をしなくてはいけません。
仕事をするとその手帳の1ページにお金の代わりとなるサインみたいなものをもらえます。
そうやって灰羽たちは服を買ったり、食べ物を買ったりして暮らしています。
しかしある日 仲間の灰羽が意味深な言葉を残し、どこかへ消えてしまいます。
灰羽はあるときふと消えて 巣立ち をするのです。
巣立ちとは その灰羽にその時がきたとわかり、壁の向こう側へ飛び立つそうです。
この壁には 向こう側からくる人以外触れることは許されません。
友達が消えて悩んだ主人公は自分がつみつきと呼ばれる 重罪をもった灰羽ということことがわかります。しかし罪は許されたと灰羽連盟の長?から言い渡されます。 そして灰羽たちの一人もつみつきだったことが判明し、つみつきの灰羽は消えてしまおうとします。
それを主人公がなんとか助けました。
そしてつみつきの灰羽は 巣立つことを決めます。
巣立ちは罪を償い、もう思い残すことがない灰羽に来るのです。
ここで物語は終わります。
そして謎が残ります。
Qなぜ巣立ちなんてするの?
Q灰羽とは別に人間がいるのはなぜ?
Q井戸の中の鳥はなんだったの?
Q壁の向こう側には何があるの?
Q繭の中でみた夢はどんな意味があるの?
この謎を見終わったあとにどう考えるか それが本編です。
見終わった皆さんも考えてみてください。