「劇場版 図書館戦争 革命のつばさ(アニメ映画)」

総合得点
68.1
感想・評価
467
棚に入れた
2438
ランキング
2233
★★★★☆ 3.8 (467)
物語
3.9
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.9

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とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

図書館革命

物語はTVアニメ版の続きとなっていますが、未視聴でもさほど気にせず楽しめると思います。
その場合、人間模様で唐突に感じる部分が出てくる可能性は高いので、できればTVアニメ版からご覧ください。

ここからはこの作品の主題について少し。
割と現実的な問題に切り込んでますよね。
①『表現の自由』について
  ここまでではないにしろ、現実でも話題に挙がることは多々ありますよね。
  アニメやゲームなど子供主体の娯楽なんかは特に。
  確かに作品が一個人に与える影響というのは時に計り知れないものとなることがあります。
  それで問題に発展したとしても、それ以外の問題の影響の方が遥かに大きいと思います。
  そんな状況で規制規制騒いでも何も解決しないわけで、新たな捌け口が増える一方でしょうね。

  パクリなんかももう少し寛容に見るべきだと思います。
  現代に生きている人間のやっていることなんて90%以上は先人の真似事でしょうし、
  仮に100%真似たところで、100%同じ結果なんて生まれませんしね。
  悪質な盗作はまた別問題ですが、たまたま似た、少し似ているくらいなら大目に見ましょうよ。
  反対に「似てるね」くらいの発言で過剰な反応されるのもアレですけど。

②『与えられた環境で生きろ』について
  これ、社会的にはさも良いことのように言われてますが、果たしてそうでしょうか?
  先にも述べてますが、小手先だけの対処をしても大抵はその場しのぎでしかありません。
  しかも、そのつけは必ず他のどこかへと廻っていきます。
  「現実を見なさい」
  これは私が思う駄目な大人が必ず使う台詞です。
  こう言う人は大概、手の届きそうにない現実から目を背けて、自らの手を伸ばそうとはしません。
  確かに『与えられた環境で出来ることをする』のは大事なことです。
  しかし、『与えられた環境に疑問を持ち、新たな環境を作ろうとすること』もまたとても大事なことだと私は思います。

以上のことから、この作品で私が一番良かったと思うのは、作家『当麻蔵人』です。
偉そうな発言してますが、私は自信を駄目な大人と自負していますので、適当に流して頂けると幸いです。

投稿 : 2013/02/01
閲覧 : 288
サンキュー:

10

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