とろろ418 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「あなたの雨は止みましたか?」
一番の評価点は個人製作だということでしょうね。
10分程度の作品ではありますが、一人でこれだけのクオリティは本当に凄い。
良い作品です。未視聴の方は是非。
台詞が一切ないので、人によって解釈は変わりやすいかもしれません。
とりあえず、私なりの解釈を記述してみます。→{netabare}
①昔、おばあちゃんはこの町に迷い込んだ。(冒頭の文章から)
そこで、あのロボットと友達になり、たくさん遊んだ後にお別れした。
おばあちゃんとの別れを悲しむロボットの気持ちに呼応するように町では雨が降るようになった。
(おばあちゃんと遊んでいた時は、晴れていたことから)
数十年後、おばあちゃんの孫が同じように町に迷い込み、ロボットと出逢った。
ロボットは雨で老朽化していたため、簡単に壊れてしまった。
助けを呼びに来た孫に連れられておばあちゃんはロボットとの再会を果たした。
②おばあちゃんとの別れのシーンで雨が降っていたのを考えると、住んでいた可能性もありますよね。
引っ越しの原因が雨が降り続いたことで、ロボットとは関係ない。最後まで雨が止まなかったのはそのため。
筋は②の方が通っているんですけど、個人的には①の方が好きなので、敢えてそちらを押します。
EDに出ていた他のロボット二体については、おそらく孫が
水溜りに落ちた時に見たのが彼らでしょうね。
いつ、どうしてそうなったのかは謎ですが……。
{/netabare}
そして、ここからは私が多少気になったこと→{netabare}
①登場人物について
母親とおばあちゃんは同一人物として処理した方が良かったと思います。
態々別の人物にしたということは何かしら意味があったのかもしれませんが、私にはわかりませんでしたので。
また、おばあちゃんよりは母親の方が物語としての整合性は高い気がしました。(ここは好みの問題ですね)
②雨について
先の解釈で述べているように、雨とロボットの気持ちがリンクしてて欲しいので敢えて突っ込みます。
最後は雨が上がって欲しかった。
③冒頭の文章
凄く細かいですけど、少し読みにくかったです。
{/netabare}