たつじん さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ノスタルジーに浸るのもいいんじゃないですか?
ようやく、この作品を観る事ができてレビューを書きます。
20分強の一話一話をとても短く感じたのは、それだけ引き込まれているからなのでしょうね。
懐かしくも切なくて、自然と目頭が熱くなるのを感じました。
1クールの物語ですが、そこには様々なエッセンスが凝縮されていたように思います。
「童心」や「懐古」、「友情」や「恋愛」、それに「トラウマ」・「親子愛」・「思春期の葛藤」etc・・・死んでしまった幼なじみが「黄泉がえる」単純なストーリーですが、いろんなことが胸に刺さりました。
いつの間にかできてしまった仲間との隙間・・・。
それぞれの心にぽっかり空いた穴・・・。
{netabare}
最後まで解らなかった「めんま」の叶えてほしかった願い・・・。
バラバラになってしまった「超平和バスターズ」メンバーがもう一度集まって、親交を深めれば?・・・などと勝手に想像してしまいました。
メンバーもみんなで花火を打ち上げることだと思って、そこにそれぞれの身勝手な想いを込めてしまいますが・・・
「めんま」の願いはもっと単純だけれども純粋な約束でしたね。{/netabare}
それにしてもED曲「secret base ~君がくれたもの~」はズルいです。
この曲は聴いただけでも「うるっ」っとなってしまうのに・・・
声優さん3名の透き通る声でZONEの名曲をカバーしてました。
「あの花」について、あまり理屈っぽい解釈はいらないですね。
なんとなくですが・・・、この作品は「頭」で考えて観るのではなくて、「心」で感じる作品のような気がします。
懐かしいゲームソフト、よく食べたお菓子やアイスキャンディ・・・
たまには童心の頃の純朴な気持ちでノスタルジーに浸るのもいいんじゃないですか?