じょー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
少しずつ見えてくる全体像
原作未読、単体評価、4章以降は見ていません。
第3章、単体として十分に1時間映画の平均レベルを超える作品だと思います。
満を持して僕の麻美子登場です。浅上藤乃:痛覚のない少女。この役に対しては、能登さんはこれ以上ないくらいにあっていたというより素晴らしく良い演技だったと思います。「泣いてしまいそうです」という無表情かつ無機質ながらも、心を切るような声、狂気を帯びた「凶れぇぇぇx」の声。さらに、絵の方も冒頭の衝撃シーンから、死体の描き方、そして式、藤乃のバトルでの手を失うシーン、とにかく血が出るシーンとバイオレンスシーンに関しては声優さんも絵も力が入っています。真綾さんとの対決はぞくぞくしました。
一章からのバトルの描写の素晴らしさはそのままに、やっと少しづつ式の能力や一章での左腕の謎、裏家業の設定、それぞれの置かれた状況などが分かってきました。やっとこれからという所でしょうか?
見始めて、初めてバッドエンドではない(ハッピーとは到底いえないが)終わり方でした。最後の式の笑顔にこの作品を見始めて初めてほっとさせられました。