ソルバルー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
実に興味深い
よく解らないセカンドインパクトという事故(?)が起こり、人類の半数が死滅してしまう。そして人類は使徒と名付けられた謎の生命体と存亡をかけて戦う事となる。内向的な少年『碇シンジ』は、特務機関『NERV』で高官の地位にあった父に呼ばれ、汎用人型決戦兵器『エヴァンゲリオン』のパイロットとして搭乗する事を命ぜられる。
もう18年も前のアニメになるんですねぇ。自分はリアルタイム世代で、当時はあまりアニメに凝ってはいなかったのですが、これは観ていました。
敵である使徒が斬新であり、独特であり、基地内の広々とした空間や、『第三新東京市』の設定とか、色々な機械がガチャガチャ動いて出動するトコとか、当時の自分としては物凄くユニークと感じ、『センス良いなぁ』と思っていました。
しかし、数話見逃していたら最早ついていけなくなってたので、後にビデオで借りてまで観たという経緯があります。
{netabare} 今考えると、戦争で人類の半分が死亡するとか、頑固親父が巨大ロボ作って息子に与えたり、シンジはシンジでパイロットをする理由を模索して悩んだり。どうも『ガンダム』と大して変わり映えしない設定ですね。 {/netabare}
キャラに関しては未だにフィギュアが沢山出ているくらいで申し分なく、声優さんらも今となってはベテランが多いし、『山寺宏一』さんもこの作品で知りました。
ストーリー、設定、ディティール、絵など、色々な点で自分は好きな作品です。リアルタイムだったという思い出補正もありますが、この斬新なロボット物は人を魅了します。
終盤の世界観がこの作品を判断する鍵となりますが、自分としてはグダグダになる直前くらいが一番楽しく、燃える展開だったと思います。
エンディングに関しては劇場版と大きく違っている上に理解が追い付かない部分などもあって、混迷をきたしていますが、これも製作側が意図したものと思われますので、色々賛否両論あるでしょうけれど閉口しときましょう。
古いけれど今でも観れば味のある作品です。是非どうぞ!