ちゃんもり さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
いくぜ、ダチ公
これはもう・・・
男の子はみんな大好きなアニメじゃないでしょうか。
以下あらすじ↓
はるか未来、地上に住めなくなった人類。生き残ったわずかな人類は地下に潜り、洞穴を掘り拡げることで生活圏を維持・拡大している。数世代が経ち、いつしか地上なんてものはないんだという常識がはびこっている時代。
穴掘りが得意な少年、シモンは今日も村のため、せっせとドリルをまわす毎日。
そんなシモンのアニキ分、カミナ。「地上」の存在に憧れ、村を脱出する機会を伺っている。
そんなある日、突如上から見たこともない巨大なメカが降ってくる。メカと一緒に落ちてきた少女、ヨーコとの出会いからシモンの、カミナの、世界の運命が動き始めます。
OPの「空色デイズ」がガチで名曲です。最終話のラスボスシーンでかかったときは全身鳥肌モンですよ♪
こういうロボットアニメは細かいメカ設定(動力源やら飛行ユニットやら搭乗者の操作デバイスやら)にこだわりが集約され、またそこが面白かったりするんですが、この作品はそこんとこ敢えてぶっ飛ばしてますw
メカをどうやって動かしてるのか。
はい、気合いです。ええ。
ノリと勢いだけでメカを動かして敵と戦うのですw
と、言ってしまうとずいぶん薄っぺらいように見えますが、
{netabare}
ところがどっこい。実はこの「気合い」が後半非常に重要な伏線になってたりするのです!
一見おバカアニメのようなノリで話が進むように見えて、実はウラ設定までしっかり作りこんでそれを見せないように演出しているところはさすがガイナックス。
{/netabare}
お話は前半までが「地上を取り戻す」までのお話。
後半からがさらにその先のお話。
各回のタイトルが毎回凝っていて、
1~8話はカミナ視点、
9~15話はニア視点、
17~22話はロシウ視点、
23~最終話がシモン視点のセリフになってます。
{netabare}
特にカミナ喪失の第8話、「あばよ、ダチ公」に対して
仮想世界に囚われたシモンを仮想のカミナが諭す
第26話「行くぜ ダチ公」!
もうここはガチで泣けました(´;Д;)
パチ台になったらプレミア予告にしてほしいw
{/netabare}
そしてエンディングも切なくて、余韻の残る良い締め方だったと思います。ホロリときます・・・
自分の中で、こんなにも名言の生まれまくったアニメは他にありません。
「お前を信じるオレを信じろ!」は今でも自分のモットーです。