appy さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
負けながら、泣きながらでも前に進んでいくんだ。
皆さん、夢はありますか?
夢中になってがむしゃらに頑張ったことはありますか?
自分にはあります!
この「ちはやふる」というアニメは、競技かるたという一般の人にはあまり馴染みのない競技を題材としています。小倉百人一首を使い、上の句が読まれているときに対応する下の句を相手よりも速く取るという競技です。激しすぎるので完全にスポーツです(笑)
一言で言うと、熱いですヽ(`Д´)ノ
そして、クライマックスが随所に散りばめられています!
まさか序盤3話目で泣かされることになろうとは思いませんでした゚(゚´Д`゚)゚実は、放送中も2話までは観ていたのですが、2話で切ってしまいました。本当に後悔しています…。3話まで観ていれば、絶対こんなことにはなっていなかったですね(笑)
観ているうちに知らない間に引き込まれています。キャラクターたちの想いや、目標に向かってひたすらに努力する姿に心を熱くさせられます!高校生なりの悩みや葛藤などの感情がうまく描写されています。
そこで最初の問いかけに戻ります。
皆さんには夢はありますか?
夢中になってがむしゃらに頑張ったことはありますか?
自分には有りました。
自分が高校生活の全て賭けたと言っていいほど頑張ってきたことは、勉強です。なりたいものがあって、そのためにただひたすらに努力してきたと言っていいと思っています。
毎日毎日学校が終わったら塾に通い、塾が閉館するまで勉強し続けました。
机君のように順位を毎回気にしたりもしていました(笑)
それでも絶対に成績で勝てない相手が2人いました。今になって思うと、完全に才能が違いました。自分の半分以下の勉強量で倍以上の知識を吸収していたともいます。でも当時の自分は、そのことを頭では分かっていても納得は出来ず、いつも勝手にライバル意識を燃やしたりしていました。
結局、一回たりとも彼らにはテストで勝てなかったんですが、志望校には合格することができました。夢を叶えることが出来ました!
自分はキャラクターの中で太一に一番共感できます。
アニメの中で太一が
「俺の青春全部懸けたって新より強くなれない」
と言っています。
太一の気持ちは痛いほどよく分かります。凡人であるために(あの記憶力は凡人ではないと思いますが…笑)、周りにいる二人の天才(千早と新)と自分を比べてしまい、腐ってしまう。自分より才能が上で、さらに努力している相手にどうやって勝てというのか!
この言葉に対しての原田先生の返しが大好きです!!
「青春全部かけたって強くなれない?まつげ君(=太一)、懸けてから言いなさい!」
太一の言葉は血へどを吐くほど努力して、何度も負けながら、涙を流しながら、前に進んでいって、それでもどうやっても勝てないと感じたときに言っていい言葉です。
「ちはやふる」は、自分にとって、がむしゃらだった頃の自分を思い出し、新たに目標を持って、それを実現させるために頑張ってみよう!という気持ちにさせてくれたアニメです。
心に響く言葉が随所に散りばめられており、胸が熱くなり、自然と目頭が熱くなってきます。
ぜひ、一度観てください(´∀`*)
特に、大人になって毎日が何となく過ぎていくけど、これでいいのかと疑問に思っているような人にオススメします。
久しぶりのレビューで下手くそになってました(笑)最後まで読んでくれてありがとうございましたm(_ _)m