「星を追う子ども(アニメ映画)」

総合得点
66.3
感想・評価
648
棚に入れた
3190
ランキング
2938
★★★★☆ 3.6 (648)
物語
3.5
作画
4.1
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.4

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ネタバレ

ワッキーワッキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

観る価値あったと思います。

監督・脚本:新海誠 制作会社:コミックス・ウェーブ・フィルム 上映時間:116分 2011年公開作品

■世界観■
1970年代、山間の村を舞台に、小学校高学年の主人公、渡瀬 明日菜が家から電車用の鉄橋を挟んだ山の中腹の大きな岩の下に秘密基地を作っていた。毎日のように自宅から、道具や非常食を持っていき、岩の上で鉱石ラジオを聴くことを日課としていたが、ある日秘密基地に向かう鉄橋で、シュンと名乗る少年と出会う、その少年はアガルタというところから来たと言った、そして学校の担任の産休の間代理として来た教師、森崎 竜司の授業でアガルタの正体を知り、導かれるようにアガルタを目指すことに。

■登場人物■
渡瀬 明日菜(アスナ) 声 - 金元寿子
主人公の少女、看護師の母と二人暮らし、母がほぼ家にいないので、家事全般をこなし、学校の成績も優秀

シュン 声 - 入野自由
長髪の少年、アガルタから来たらしい、身体能力が超人的

森崎 竜司 声 - 井上和彦
担任の産休の代理教師、容姿はラピュタのムスカを若干思わせる、メガネ、怪しい組織に在住している様子

■演出■
全体的にジブリ作品を思わせるオマージュが多数、前作『秒速5センチメートル』とはだいぶ変わった印象で、「日本のアニメの伝統的な作り方で完成させてみる」ことを個人的な目標にしたとのこと。
私としては、あぁジブリが大好きなんだなぁと思い、オマージュ部分も楽しんで鑑賞しました。

■感想とレビュータイトルについて■(ネタバレアリです)
{netabare} 明日菜がアガルタの旅を続ける事によって、人の死や別れを理解して、成長できたので物語として楽しめました。

また、レビュータイトルの価値があった点ですが、GodsではなくGod、絶対紳を最後まで描ききったことへの評価が高いです。
私自身の不勉強もありますが、最初に絶対紳の存在をめざすという大風呂敷を広げて最後まで描き切った作品は少ないと感じています。途中で目的が変わってしまったり、姿は見せず声だけという見せ方だったり、
(ただし、途中で目的が変わってしまった作品が駄作というわけではないですし、姿を描かないことで崇高さを表現しているのは理解しているつもりです)
ではなぜ、評価が高いかというと、先ほど書いた希少性、言葉を変えて表すならその挑戦心です。
そして私自身の好奇心も強かったと思います。
よってこの作品はラストだけでも観る価値があったと私は考えています。{/netabare}

投稿 : 2013/01/21
閲覧 : 255
サンキュー:

4

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