Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
もう一度視聴したらより面白くなる・・・そんな作品だと思いました^^
この物語の舞台は東京です。10年前、突如東京に「ヘルズゲート」、ブラジルに「ヘブンズゲート」という未知の領域が出現し、本物の空が消えて偽りの空が出現します。そして、これらのゲートの出現に合わせて自らの感情と対価とを引き換えに特殊な力を持った「契約者」と呼ばれる人間と、観測霊を操って諜報活動を行う「ドール」が現れます。この物語は、各国の情報機関や秘密組織が「契約者」「ドール」で編成したチームで争いながら、謎の多いゲートを巡る謎と陰謀が明るみになっていく・・・という展開の物語です。
私は、予備知識ゼロでこの作品の視聴を始めましたが、日本の警察以外にもMI6、CIAといった情報機関やPANDORAと呼ばれる国連機関が登場してくるので、お互いの関係が分かるまで数話かかりました^^;
契約者は合理的思考の持ち主なので、物事の善し悪しではなく、それぞれの場面に応じて最も合理的な選択を行いますが、中には主人公を含めた異端児がいて、物語を面白くしてくれています。
そして、この作品は登場人物には連続性がありますが、2話で一つのストーリーが完結するので、見やすい構成でした。
それぞれのストーリーで様々な契約者が出てきますが、契約者の能力は様々なので見どころです。もちろん、対価もそれぞれです。中には大変そうな対価もありましたが・・・^^;
最初は伏線の設定が多いのですが、後半になると基本的に2話で完結するそれぞれの物語が寄り合い全体感が見えてきます。設定も登場人物も多いですが、全体感が分かると改めてこの作品のスケールの大きさにビックリでした。
全26話ですが、作画もしっかりしていて、グッと物語に引き込む魅力を持った作品なので、1話見たら止まらなくなり、私は一気に視聴してしまいました^^;
ですが、契約者やゲートに関して、まだまだ情報が不足している感があります。この辺は続編であるOVAや2期に明らかになっていくものと期待しています。