かげきよ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
掴み良く心地良く
人の心が読める女子高生琴浦春香。
その能力故に周りから嫌われてゆくことに。
また、琴浦さん自身も心を閉ざし周りを疎外するようになっていった。
しかし転校先で出会った真鍋義久をきっかけとし少しずつ自分や希望を取り戻してゆく
…というストーリーのラブコメ。
※1話感想{netabare}
今回の成分 シリアス5:救世主3:異能の力1:エロ紳士1
前半の作画演出はいいですね出生時の明るく暖かな雰囲気から徐々に暗くなる背景
そしてそれを打ち破る真鍋くんとの出会い。
憂鬱で悲しい話と絡み目が離せませんでした。
そしてそのままなだれ込むOP曲とポップな絵には少しほっとしてしまいました。
入りとしては今期一番です。
前半の鬱展開、さすがに爺さん以外にも救いがあるはずだろうと思っていたら、
登場してくれましたね真鍋くん!
離れていく奴は離れる発言から思春期のエロ想像まで、
私が思っていた事をほぼ全て代弁してくれてスッキリしてしまいました。^^
両親に関しても心が読める読めない以前の問題です。
ともあれこれから少しずつハッピーになっていく様子は見届けたいと思います。
{/netabare}
※2話感想{netabare}
今回の成分 イジメ3:嫉妬2:ESP研2:重い過去2:友情1
明るい方向に切り替わるかと思ったんですがシリアス路線。
もうギャグパートは深く考えちゃうから気軽に笑えないかも知れません。
森谷さんなかなかの意地悪っぷりでしたが、そんなに悪い人にも見えません。
イジメの根深さやちょっとしたキッカケで起こってしまう難しさを感じました。
ESP研究会もライトな入りでしたがやはり重い話が絡んでます。
もうほのぼのとは観られずみんなの心を考察しながら観るアニメになってます。
{/netabare}
※3話感想{netabare}
今回の成分 ESP研3:音痴2:逃避2:弁当1:嫉妬1:暴行1
真鍋くんやESP研究会の皆とだんだん打ち解けてきた琴浦さん。
心を読まれることを前提に皆うまく琴浦さんをイジってました。
イジリとイジメも紙一重なんですけど、
愛情が介在しているのが伝わって微笑ましい光景でした。
前回は森谷さんがうまく心を読ませてイジメをしていましたので、
対比させなかなかイジメ問題の本質を突いているのかも知れません。
森谷さん今回はやりすぎちゃいましたね。
門下生も事情も聞かず問答無用で暴力を振るい喧嘩して、
しかも素人に拳を使ったら普通破門…というより傷害事件ものなので、
実際あり得ないし納得はしかねますが…。
傷ついた真鍋くんを見て琴浦さんは過去の経験を踏まえ何も言わず姿を消す選択をします。
友達が居た経験のない彼女には最良の選択と思ってしまったんでしょうね。
結局まだまだコミュニケーション不足で真鍋くんにかなり深い傷を負わせてしまいました。
心優しく、周りに迷惑をかけない様に自分の中だけで何とか解決しようとしている姿も、
イジメられる側の心理を良く表現しています。
琴浦さんにはもっと広い世界、広い視野を知ってほしいな。
もしかしたらコレはイジメ問題を表現している作品なのかも知れませんね。
この後どう交わっていくのでしょうか。気になります。
{/netabare}
※4話感想{netabare}
今回の成分 捜索3:償い3:仲間2:住職1:善三1
前回逃げ出してしまった琴浦さん。
アバンでカニさんにも逃げられていてとても悲しいスタートでした。
逃げ出すと逃げられるというのも真理かなとも思いました。
逆に笑顔の人には笑顔が返って来るものです。
最終回のような第4話でした。
1話目でも褒めましたが演出や構成がうまいです。
泣きそうになりましたよ本当に。
逆に笑いの部分ではそういう気持ちになり切れませんでしたが。
琴浦さんには広い視野を持って欲しいと思っていたら、
今回少しだけ願いが叶いました。
良い友達や理解者がいるのに気付いてくれました。
森谷さんとも仲良くなれたようですね。
現実世界もこうやって後腐れ無くイジメが解消できたら良いんですが…。
ここまでの展開で物語に入りすぎて、
まだ笑えていないので次回から笑える様にもなりたいです。
{/netabare}
※5話感想{netabare}
今回の成分 復帰3:ESP研3:仲直り1:床ゴロゴロ1:モリモリ1:体育祭1
学校に戻ってきた琴浦さん。
森谷さんとはもう既にわだかまりが無いどころか親密に。
…もう少し仲良くなっていくプロセスがないと違和感ありますが。
森谷さんもESP研の仲間になり色々イジられ出しました。
前回までの流れがあったのでまだ笑い難い所がありますが、慣れれば楽しめそう。
EDもいい雰囲気です。
{/netabare}
※6話感想{netabare}
今回の成分 大富豪4:つるぺた3:肝試し1:海1:花火1
キャラクター物のコメディーになってきましたね。
実に夏休みらしいお話でした。
善三さんすげー金持ちなんですね、何という道楽。
琴浦さんの問題はお金がいくらあっても解決できない問題だったって事でしょうね。
肝試しや海をESP研のみんなで満喫していました。
離岸流には気を付けましょう。(^_^;)
百合子はスタイル抜群でしたがそれに比べて琴浦さんは…
自虐EDはインパクトありました。
でも琴浦さんにとっては宝物の夏休みになったようです。
{/netabare}
※7話感想{netabare}
今回の成分 夏休み3:サプライズ3:ESP研2:幻料理1:母1
だいぶ落ち着いた回で少し印象は薄かったです。
エロ妄想、おっぱい、モリモリ、カオス料理などネタは被せてきて
一通りは楽しめましたが。
室戸は美少年ですね、コンタクトにすればモテるかも。
誕生日ってとても大切だと改めて思いました。
母親との修復にはまだまだ困難がありそうです。
{/netabare}
※8話感想{netabare}
今回の成分 熱5:デート5
琴浦さんの能力って体調で作用するんですね。
でも熱が冷めても戻らないのは何かおかしいのかも知れないので、
ちょっと心配だなーなんて思ってたら倒れちゃいましたね。
ストーリー物だとこの後記憶が飛んでペンダントをきっかけで思い出すパターンですが、
琴浦さんだとどうなって行くんだろう。
心配だけど楽しみでもあります。
{/netabare}
※9話感想{netabare}
今回の成分 事件9:母1
殺人ではなかったけど傷害事件勃発です。
それにしても相変わらずモブキャラの心の声がひどい。
お母さんとは多少の光明があるようだけど、
お母さんの心象ちょっと酷くし過ぎたみたいで別に仲良くならんでもよい気分。
もうちょっと良い人なら母子の展開に感動できたかも知れないんだけどね。
で、森谷さんピンチ!?
{/netabare}
※10話感想{netabare}
今回の成分 事件6:仲間4
被害者は死んでるわけじゃないので証言もあるだろうし、
森谷さん逮捕はちょっと謎なんですが、
彼女の逮捕がきっかけで犯人探しが始まりました。
先週までお母さんの友人の津山さんを怪しんでたんですが、
御船という名前はレストランで出していないと思うので違うのかな。
それとも部長の過去とも絡んでくるのか真相が気になります。
月野さんは琴浦さんの事うまく利用しているみたいな気もします。
天然に見えて名刑事かも。
{/netabare}
※11話感想{netabare}
最近成分付けるのに似つかわしくない内容ですが一応。
今回の成分 事件3:仲間3:失恋2:幼馴染2
月野さん犯人説は琴浦さんが心を読めるの段階で自分の中で却下してしまいました。
論理的に考えたのですがちょっと頭堅かったかな。
まぁちょっとしたサスペンスを味わえました。
琴浦さん二重人格は心を読めないのかな?って思ってたら、
悪月野になった時の善月野の声は聞こえていたみたいで
やはり納得行かなくなってしまいました。
良いキャラしてたので残念に思います。
しかし完全に精神が病んでいるのでちゃんと鑑定して貰いなさいな。
刑事復帰はちょっと危なすぎて無理な気がしますけど。
来週最終回のようなのでお母さんとの距離が縮まるんでしょうかね。
{/netabare}
※12話感想{netabare}
今回の成分 和解6:新生ESP研2:コトノハ2
ハッピーエンドに向かって一直線でした。
部長とも気持ちを通わせ、母とも喧嘩が出来て、真鍋くんとも愛を確かめ合えました。
くすぶる物を残さずに終えられてスッキリと締めてくれました。
最後の登校シーン、1話目と対比させたのが印象を深かったです。
本当に心地の良い終わり方でした。
琴浦さんは今まで辛い思いをしたので今後の幸せが長く続くと良いですね。
{/netabare}
ツッコミ所やご都合主義も多々ありましたが
掴み良し終わり良しで楽しむことが出来た作品です。