plm さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
かるたは文化活動 → スポーツ → 格闘技 → 暗殺術←いまここ
1期経てまるで衰えない面白さのストーリーモノというのもほんとに稀有だと思う。
心のツボをついてくれる展開に、清々しい感情を目覚めさせてくれる。
キャラの芯がわかってる分、1年生がこの作品を知る前の視聴者と同じ立場みたいで、反応が楽しい。
今期一番期待なのがこのアニメになりそうだ。(1話感想)
余韻を引く凄い回でした・・(19話)
ここまで感想全く書いてきてなかったなぁ・・あまりにいいものを観てると言葉を失うみたいな感覚
言葉にしようとすると語りつくせないほどで、表現も悩んじゃうだろうなーというせいもあってか。
でも、どの回も学べることや心打たれる場面が多々あったので、余裕があれば振り返って書き直したい。
途中マンネリ感を感じることもあれど、基本的に演出が光る作品です。ほぼ毎回が神回に思えちゃう。
(最終話視聴後)
さて毎週最高に楽しんできて、振り返ってみればつまらなかった回というのが思いつかないほど。
なんだこの良い作品は・・、まだ知らぬ人にこの作品の面白さをどう伝えたものか、難しい。
百人一首で詠まれる詩のように喜怒哀楽、情緒あふれる心理描写がやはり魅力だろうか。
ほんの小さな出来事でも感情の機微がある。それを一つ一つ丁寧に描いていったら、
とてもドラマティックなものが見えてきた。そんな物語なのかもしれない。
自分も日々にもっと繊細な心を持てば見えてくるものもあるんだろうか。感受性豊かになりたい。
ちはやふるを見ていると、競技かるたというスポーツの面白さは、
技術(努力)、戦略(頭脳)、感じ(才能)、不敵さ(精神力)..そんなさまざまな要素が絡み合って
結果に結びついていくところだろうか。
こういった要素は、きっとどんな競技にでも関わってくる要素なのだろう。
しかし観客が一見しても、それほど深い駆け引きが行われているとは想像だにできないことだ。
それらを綿密に、観ている者に伝わるように描いていることはやはり ちはやふる の凄みなのだろう。
様々なプレイヤーがいて、それぞれの独擅場がある。
各々の本気のぶつかりあいが、細かな感情の揺れ動きさえ伝わってくるような演出で描写される。
これで面白くないなんてことがあろうか! そんなワケで是非とも誰もかれもにお勧めしたい一作です。