三崎鳴 さんの感想・評価

4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

罪と罰の価値観を変える作品

全12巻という短いスパンながら世界累計発行部数3000万部突破を誇る漫画『DEATH　NOTE』を原作とする深夜アニメ｡映画版ではシナリオ面でのアレンジが多かったがこちらは原作に忠実な流れ｡第二部にあたる28話以降は多くのセリフやシーンのカット/編集が為されており最終回の一回分だけで原作最終巻の半分を占める｡デスノートの使用場面やキャラクターの脳内思考場面や犯罪者の死亡場面はアニメに合わせて激しい動きが映像化されている｡又､一部/二部をそれぞれまとめた総集編が『ディレクターズカット完全決着版～リライト･幻視する神～』(視聴率15.7％)『リライト2　Lを継ぐ者』(視聴率11.8％)として金曜ロードショーで放映された｡キャストでは特別出演枠として日本テレビアナウンサーの森富美､藤井恒久が本人役､又映画版ではL役を務めた松山ケンイチがジェラス役として起用されている｡内容は主人公:夜神月が拾った死神のノート:DEATH　NOTEはそこに名前を記した人物は死亡すると言う能力を秘めていた｡月はそれを利用し犯罪者を裁き善人しか存在しない新たな世界を構築しようと目論む｡それに対峙し犯罪者を殺す連続殺人者を捕まえるという目的で動く探偵L｡この二人の頭脳戦を描いたものとなっている｡