maruo さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
これを見た私は・・・M B
原作未読
本作の主人公・砂戸太郎はドMですが、かなりデフォルメされたMなので、見る人によって爆笑するのと嫌悪感を覚えるのと二通りに分かれると思います。まあ、アニメなのですから、輪をかけて異常に描かれていても別に構わないとは思いますが、そのように割り切って見ることができるかどうかが、視聴にあたってのポイントになります。
ヒロインは2人出てきますが対称的です。
一人は傲慢、ドS、ツンデレ。背が低く貧乳なので、特定の者から支持を集めるタイプです。暴力的で踵落しをする際にはパンチラが拝めるという特典も付いています。願い事をかなえてくれるという第二ボランティア部の部長であり、主人公のドM体質を直そうと一生懸命になります。
もう一人は気弱で大人しく、巨乳。こちらも良くいるタイプの少女ですが、男性恐怖症で、男性に触れられたときには瞬間的に暴力的になります。主人公のドMを目覚めさせた張本人です。
それと、主人公の母親と姉もかなり異常な部類に入っています。愛情が強すぎるというのか、もう何と言って良いのやら・・・。
どのキャラも本当にいたらちょっと怖いと思いますが、あくまでコミカルに描いていますので、さほど嫌な感じはしません。むしろ、強すぎる個性のキャラのうち、どれかが好きになることが期待できるのではないでしょうか。
物語の基本パターンが大体決まってきて、{netabare}主人公がドM体質を直そうとしているのに対して、ヒロインが協力するものの、(元来がドSな性格な故に主人公のドMと波長がばっちり合い)却って逆効果になる{/netabare}といった具合です。具体的な話の展開はこれに枝葉が付くので勿論違うのですが、少し飽きが来るのではないかというのが正直なところです。基本パターンが笑いのツボにはまるか、好きなキャラクターができるかのいずれかでないと、継続視聴はなかなか辛いものがあるかもしれません。
私自身は可もなく不可もなく視聴することができました。ただ、素晴らしく良かった、面白かった、というところまではいきませんでした。頭空っぽにして見るのにちょうど良いアニメといった感じです。
余談ですが、OP,EDのスタッフのテロップ表示で、各人がSかMかが明記されていましたが、必ずしも徹底されていませんでした。折角だから開陳しましょうよ、特に声優さん!