takumi@ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
3話まで観ての感想
全12話放送予定のショートアニメ。
大阪で10年間暮らしていた妹が、東京に住む兄と同居することになり
大阪と東京の気質、言葉、風習の違いを紹介するというストーリー構造。
東京生まれの東京育ちながら、関西に深い縁があって
現在大阪に住んでいる自分から観て、
この妹は自分とすごく近いものがあるのだけれど
それでも極端な見解には違和感を感じずにはいられない。
大阪には独特なものが確かにたくさんあることは認める。
「そうそう!あるある!」って観ながら頷く部分もある。
でも、この妹が言ってることはごく一部の人しか使わない言葉や
風習もあるので、他府県の人が「大阪人はこうなんだ」と
決め付けてしまったら「違うぞ」と反論したい部分も多少はある。
でも大阪人はそんな細かいこと気にしない人が多いし、気にしても
自虐的な笑いへと昇華してしまうからね。
そういう明るさや前向きな気質もきちんと紹介されたらいいなと思う。
また、妹の大阪弁が変なのは、元々東京育ちで親の事情のために10年間
大阪にいたからってことなので理解はできる。
自分の経験上、10年いたくらいじゃ関西人にはなりきれないのだよ。
でも、性格が「大阪おかん」になってしまてるって設定なら
ここはもう大阪出身の声優さんを起用したほうが断然良かったのではないかと。
とにかく、大阪の人はそれでだいぶ納得できると思うから。
キャラの好き嫌いはすごく分かれそう。
毎回のネタに則した主題歌は、アイデアとして面白いなとは思った。
短いし、さっと観れるので一応最後まで見届けようかな(笑)
最後に、余談をひとつ。
大阪に来て初めてびっくりしたのは道のあちこちに貼ってある標語。
「きいつけや~ あんたのことやで そのバッグ」
自転車のかごに入れた荷物をひったくられる事件が多いことからの
盗難防止標語なのだが、こういうのは東京に絶対なかったからね。
すごくストレートでわかりやすいし面白いし、目を引く。
でも地元の人にとっては当たり前の言葉であり標語なので
効き目があるかどうかは定かじゃない。