plm さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
浦話でっしょ?
公式のストーリー紹介を読んでまさかひぐらし風に始まるとは思うまいよ・・
Web漫画発進のコメディってことでWORKINGみたいなの想像したら、ストーリー重視で攻めてきた
いきなり要点を詰め込みまくったクライマックスな雰囲気で、しかも綺麗に終わってしまったので、
もうこれが最終回と言われても疑えないレベル。こっからコメディ側にシフトしていく・・のか?!
なかなか極端だったけど良い落とし上げでした。
面白いWeb漫画スレみたいなのでも何度か挙げられてるの見たことある気がしたので、そこそこ期待。
心が読める能力についてちょっと考えた。
{netabare} 自分が琴浦さんと出会ったなら……上手くやっていけないだろうなぁ。
後の琴浦さんを見ていると、友達になってみたいという気持ちは少なからずあるが、
あらゆる自分の考えが筒抜けになるというのは怖すぎる。常に嘘発見機にでもかけられてるようだし、
自我は他人と自分を分けるモノなので、それが共有されたら自分と他人の区別はつくのだろうか?怖ぇぇ
そもそも個性って周囲の環境から自分で思考することにより形成されていくものだと思うので、
多様な思考を直接受けてたら琴浦さんみたいな素で純粋な子はできあがらないんじゃなかろうか。
もっと変人になってそう。
なんにせよ琴浦さんと付き合えるのは、何伝わろうと問題としないような鈍感な人、ただの熱血漢とか、
それこそ真鍋くんみたいなのだけだろう。逆に計算タイプっぽい森谷とか室戸先輩が歩み寄るのが凄い。
まぁ結果的に心根から派調が合う相手だけを選別してくれる能力と思えば、良くもみえるかもなぁ。
それに絡んだ話で面白いまとめがあったので紹介
nishi_51氏の琴浦さん批評「あの世界は前提がおかしい」 http://togetter.com/li/452235
コメント欄で反論なども書かれており、色んな視点に立った意見が見れました。
これを読んで、琴浦さんという作品の話のタイプとしては、
琴浦さんが醜い感情を受け入れていく話なのか、キレイな心を持った人がいて劇的に出会う話なのか、
でいうと後者なんだな、ということを思った。 まぁこれから醜い感情とも向き合い克服するという
展開がこないとも限らないし、琴浦さんの変化描写にも期待したいなぁとも。 {/netabare}
視聴時感想
{netabare} 2話 意外にもシリアス継続……1話詐欺にはならなそうで良かった……良かった(のか?!)
メインキャラクターはこれで出そろったみたいだ。逃げられない琴浦さん!
3~4話 モリ!モリ!編
初めに心配していたよりずっと安定していて、緩急の付け方がなかなか上手い。
ダークホースやら言われてるのを認めたくなかったが、新アニメの中では対抗馬がいないのではないか、
ってぐらいエンタメ性に優れている作品だと思える。
たまこまやまおゆうはどっちかというと地味だしなぁ。2期作品は流石に粒揃いだけども。
また良い最終回でした。
5話 コメディ回!
琴浦さんのいじられっぷりだけでも楽しめるレベルに調教されました。
カタ琴浦さんや反復ダンボール箱オチ面白かったよww
11話 思いのほかひどい展開だった
ふつうならあれだけ露骨だとミスリードだったりするのに、そのまんまとは・・
実は二重人格だった!屋上なのに瞬間移動で駆けつける真鍋!警棒を素手防御なんともない!
この辺のご都合部分はまぁいいとしましょう。
でも通り魔相手に猛獣よろしくコワクナイヨーと手を差し伸べる→改心! これはちょっとさすがに・・
せめて心を読む描写いれてよ!なんで悠長に自白してるのこの人!
極めつけに「罪は償わなくちゃね・・」ピーポーピーポー「でてきたらメシでもおごってやるからよ!」
なんというかベルトコンベアで運ばれるかの如く次の身の振り方はこうですねとばかりにイイ奴になり、
とりあえず逮捕されれば丸く収まったかのようになり、救いも入れて、っとまとめて流した感が凄い。
え、これ人死にでてる事件じゃないの?こんな終わり方でいいの?と思って改めて読んでたら、
それから数日後、春香の住む町で連続殺人事件(アニメ版では連続通り魔事件)が起きる…。
~wikipediaより引用
とのことで、アニメ版では通り魔・暴行事件という扱いのようだった。
そもそも原作から改変されていて、内容自体かなり異なるらしい。どおりで何かちぐはぐな感じが。
笑い話とかならまだしも、凶悪事件で煽ったわりには微妙な顛末だったなという印象。
下手にするよりテンプレのがいいとはいうが、下手なテンプレだった。 {/netabare}
最終話視聴&総括感想
{netabare}なかなかいい最終回だった。1話冒頭のお話に対して決着をつける形で終わったのはすごく良かった。
12話で綺麗によくまとめたなぁと思う。微妙だったのは通り魔事件編ぐらいだったな。
母親と向き合う琴浦さんの成長も感じられたし、前に書いてた変化描写の期待を叶えてくれたように思う。
ただ琴浦が一升瓶抱えてる図が面白くて、シリアス入りかけてたのにちょっと面白がってしまったww
全キャラが抱えていたわだかまりも吹き飛んだし、ほんとに良い構成だったと思う。
欲をいうならつるぺたーをもっかい聴きたかったかな。 {/netabare}