たつじん さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「あじさい」に彩られた淡いものがたり
満月の夜、廃墟になったホテル・・・。
高校生・降谷千紘(ふるやちひろ)は飼い猫(ばーぶ)が死んでしまったのを悲しみ、何とか生き返らせようと蘇生薬を調合していた。
すると庭に誰かの靴音が・・・・
そこにいたのは、美少女 散華礼弥(さんか・れあ)だった。
ある出来事をきっかけに「れあ」はゾンビになってしまい、千尋と同居することになる。
普通の女子ではなくゾンビっ娘にしか興味を示さない男子というちょっとありえない設定と、あまりにも可愛すぎるゾンビ少女。
この2人の奇妙に思える淡いラブストーリーは、見ている者をほのかに酸っぱい気持ちにさせます。
降谷家の家族もおおらかな住職の父、痴呆症だが笑える祖父、中学生なのに悟った口調の妹(めろ)ととてもほのぼのしてしまいます。
{netabare}
「れあ」がほしかったのはこんな普通の家族だったんですね・・・。
ただ最終話は「えっ!これで終わりなの?」って感じでした。
これから「れあ」はどうなってしまうのか・・・?
2人のラブストーリーの結末は・・・?
このままは終わってほしくないですね。
原作コミックは続いているようなので2期を期待したいです。 {/netabare}
京都(たぶん?)。お寺。 紫陽花(あじさい)。 雨。 赤い靴。
・・・儚げな「れあ」には、ぴったりのシチュエーションです。
「れあ」役の内田真礼さん、「めろ」役の井口裕香さんともにぴったりのキャスティングだと思いました。
あまり評価されていないですが、個人的にはこの作品の持つ雰囲気が好きです。