ちゃんもり さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
独特の時系列展開に目が離せない
1930年代のニューヨーク。
大陸横断鉄道「フライングプッシーフット号」を舞台に、
マフィアの少年や陽気で間抜けな泥棒夫婦、気持ちいいほどに突き抜けた殺人鬼、謎の車掌など、個性の塊のような面々が繰り広げる群像劇。
語りの手法がおもしろいです。
機関車が発車してから目的地に到着するまでに巻き起こる殺人事件やらラブロマンスやら屋根上バトルやら、それらを敢えてバラバラに並べ替えて語られる上に、1700年代初頭の回想シーン(実は重要な伏線ですがw)もこれまた断片的に挿入されるため、前半は誰が何のために何やってるのかさっぱり分かりませんw
ところが後半に向けてこれが徐々につながっていく様相は、パズルが組み上がって行くような爽快感にも似たものがありますね。
この時代のモノトーンに近いような色彩感やウィットに富んだセリフ、OPのインストナンバーもオシャレで作品の雰囲気に合ってますし、キャラも魅力あふれる個性的なメンツが揃ってます。特にアイザック、ミリア夫妻は良い味出してるw
あまり有名ではないですが最高にエンターテイメントだと思います。オススメですよ~^^