Tuna560 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
『AKB0048』作品紹介と総評
サテライト制作によるAKB48をモチーフにしたSFアニメ作品。
今期から2期が始まるので、おさらいがてらのレビューとなります。
(あらすじ)
芸能活動が非合法化された近未来の宇宙を舞台に、伝説のアイドルグループ「AKB48」の名を継承し、星々を巡ってファンに歌を届ける「AKB0048」。その75期研究生2名と77期研究生7名が主人公となる。彼女たちは「会いにいけるアイドル」から「会いに行くアイドル」へと変わり、テロリストと認識されようと、自分たちのステージ、ファン、市民を守るために戦うのだった。(wikipedia参照)
原作・総監督は『マクロスシリーズ』や『天空のエスカフローネ』で有名な河森監督が行い、本格的なSF作品に仕上がるかと期待を持てました。しかし同時に、AKBメンバーがメインキャラの声優を担当する等、只の”AKBごり押し”な作品になるのではないのかという懸念も同時にありました。
私自身、AKB48を「48人いるアイドルグループでしょ?」という程度の認識しかありませんでしたし、全く予備知識が無かったのです。(実際は100人以上いるみたいですね…)なので、この作品に対する期待値はさほど高くはありませんでした。
しかし…さすが河森監督、これがなかなか面白い!
言うなれば、”ヒロイン目線のマクロス”だと感じました。
主役はAKBの研究生で、先輩メンバーに背中を押され、同期生と感化し合いながら襲名メンバーを目指す成長物語。ここに、芸能禁止や反対勢力による武力的妨害などの、”SF要素”が加わり、違和感なく”アイドルSF作品”として仕上げている。
「AKBの必要がないのでは?」という意見もありますが、"芸能禁止”や”会いに行くアイドル”という設定はAKBでないと生まれなかったと思います。懸念だったAKBメンバーの演技に関しては…やはり拙い部分はありますが、頑張ってる事は伝わってきました。
また、マクロスでもそうでしたが、やはり「歌」が重要になっていると感じます。”歌の力”により、世界が変わるという展開になりそうですね。
劇中で流れる歌は実際のAKB48の楽曲みたいですね。残念ながら、私にはメジャーな曲しか分かりませんでしたが…。「この曲は!」とか思えたら、もっとワクワク出来たのかもしれませんね。
第1期は序章的なストーリー展開でしたので、まだまだ分からない所だらけですが…。
2期からの展開に期待したいと思います。