「カラフル-Colorful(アニメ映画)」

総合得点
64.2
感想・評価
413
棚に入れた
1777
ランキング
3933
★★★★☆ 3.5 (413)
物語
3.8
作画
3.6
声優
3.1
音楽
3.4
キャラ
3.4

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ワッキーワッキー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

極論による異解釈になりました。

落ちや自殺抑制の為のアニメではなかった。

とは言い切れませんが、私はそのように観ませんでした。
なぜなら、おこがましいようですが、落ちに関して言えば、開始5分でラストが分ったからです。
たぶん演出として、そのように見せたのではないかと考えています。

ということは、中身が重要となりますが、
自殺抑制というテーマとして観るには、あまりにテンプレート過ぎたように感じましたので、
そのように観ることもありませんでした。

と否定を続けてきた私ですが、重点を置いたのは他人の体に入った魂の僕の行動でした。
なぜそこに重点を置いたかと言いますと、他人の体に入った魂の視点とアニメを観ている時の視点の類似に気付いたからです。

補足として、ここで言うアニメは今作ではなく、
主人公に感情移入できないアニメ全般を指しています。

類似している点として、小林真の体に入った魂の僕は、自分の体ではない事をいいことに好き勝手します。

主人公に感情移入できないアニメもよく好き勝手に叩かれているのを見ます。

どちらも理解するには、それなりの試練や苦労があるということです。
(後者に関しては書き手の問題があることは否定しませんが)

感覚として近いかなと思う例を挙げると
何の予備知識もなく現代アートや抽象画を観ることと似ていると思います。
なぜなら、予備知識なしで観る事で得られるものは、色が綺麗や形が面白い、
さらにひどいと意味が分からないという、
全く的外れな評価しかできないからです。

もちろん色が綺麗だったり形が面白いというのは、アーティストとして必要な技術ではありますが、作品の本質とはまた異なるという考えです。

結果として上記の類似点に重点を置いて観る事によって、推測されるこの作品のテーマは、「他人を理解しようとする」であり、見所としては、どのようにして僕が真を理解していくのか、何が本当の試練なのかという点に着眼して観ていただけると楽しめる作品なのではないかと思います。

投稿 : 2013/01/07
閲覧 : 214
サンキュー:

3

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