ちゃんもり さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
過去篇なのに進化版。
こちらの感想に行く前に、
前作である本編「Fate-stay night-」について
少し述べたいと思います。
というのは、本編の方には自分はイマイチ良い印象がなく、感想もあまり書く気になれないでいたので。
正直あちらはイチイチ主人公のシロウくんがウダウダやってて「何なの(^ω^#)」って感じでした。
一応最後まで観ましたが、盛り上げどころに上手く尺合わせしきれていない感じがしましたねー。シロウのウダウダシーン削ればもっと必要な伏線入れれたんじゃないのw
まぁ2006年の作品ですから今のアニメーション業界の技術進歩のスピードから考えると見劣りして当然なのかもしれませんが。
と、随分とネガティブキャンペーンやってしまいましたが、今回の「Fate Zero」は本編より10年前の冬木市、第4次聖杯戦争が舞台となります。後の主人公、衛宮士郎の育ての親である衛宮切嗣を中心に、本編で行われた第5次聖杯戦争と同じ形式でマスターとなる魔術師と英霊(サーバント)たちが繰り広げる群像劇。
初回は本編と同じく各マスターの契約召喚シーンですね。
ふむふむ、今回もクセの強いヤツらが集まったようです。
作画が随分とキレイで見やすくなってますね!バトルシーンもよく動いてます。
まだ1クールめなので序盤の探り合いが中心でしょうか。しかしそれらも各々の思惑が複雑に入り乱れていく姿が細かく描写してあって見応えあり。さすがは虚淵氏ですねぇ。各キャラの描写も要所を抑えてありますし、導入部としてはバッチリじゃないでしょうか。
というのも、この作品は「過去篇」です。
ということは、本編観た方なら結末知ってるわけですね。
つまりこの作品は「登場人物がいかにして決められた結末に辿り着くのか」という点が語られることになります。
つまりキャラに魅力と個性がなければお話にならないわけですから、そういう意味でも「分かってらっしゃる」と思います。
そして本格的に物語が動き出そうというところでこの1クールめは一旦ピリオド!
感想も2クールめに続きます。