「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX[スタンドアローン・コンプレックス](TVアニメ動画)」

総合得点
92.1
感想・評価
5059
棚に入れた
21542
ランキング
25
★★★★★ 4.3 (5059)
物語
4.4
作画
4.2
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.3

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h02dvvd さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

傑作サイバーパンク

【萌え】★☆☆☆☆ 【シリアス】★★★★★
【ヒューマンドラマ】★★★☆☆ 【アカデミック】★★★★★
【ギャグ】★☆☆☆☆ 【演出】★★★★☆

 □SFが好きだ。
 □警察が出てくる作品が好きだ。
 □ロボットが好きだ。
 □ガンアクションが好きだ。
 □登場人物が頭脳戦を繰り広げるのを見るとワクワクする。

 上の5つのうちどれか1つでも当てはまるものがあるなら攻殻機動隊をとりあえず四話まで観てください。まず間違いなくハマるでしょう。どれも当てはまらないようでしたら観るのは時間の無駄です。
 今では硬派アニメの代名詞となっている「攻殻機動隊」シリーズ。押井守監督の映画版がとっても哲学的で人を選ぶのに対し、神山健治監督のTVアニメ「SAC」シリーズはエンターテイメント性もふんだんに含んでいて間口は広い作品です。が、それでも根底には社会への問題提起を含んでいるため考えるアニメを見慣れていない人には若干敷居が高いでしょう。
 この作品のテーマは「『ゴースト』すなわち『自我』とは何か」というもので、難民問題がテーマの2nd GIG、少子高齢化がテーマのSSSと社会派へシフトしていった後のSACシリーズと比べるとテツガクしています。劇場型犯罪「笑い男事件」の真相を追うメインパートで提起される問題はタイトルの「STAND ALONE COMPLEX」。あ、話が複雑なのでボーッと見てるとわけが分からなくなりますよ。注意。
 笑い男事件以外は一話完結の話も多いのですが、それらの完成度も非常に高い。並の映画一本より面白い作品がたくさんあります。気軽にスルッと観れる部分があるのも攻殻SACの魅力の一つ。
 そしてこれらの要素を引き立てる脚本・音楽が素晴らしい。(作画がだいぶブレるのが残念。)特に音楽は菅野よう子さんによる電子音楽が作品世界ととってもマッチしています。4つ打ちが嫌いな菅野よう子さんが作った音楽が4つ打ちの魅力を余すところ無く引き出しているんが面白いところです。菅野よう子恐るべし。
 萌えの★一つはタチコマ萌えの★です。みんなも「ロボット萌え」を開眼しよう!

投稿 : 2013/03/20
閲覧 : 203
サンキュー:

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