PeachFly さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
化物語・偽物語の視聴前提が良。今後の物語シリーズのPR作品的な…
今回の放送の冒頭で、物語シリーズのフラッシュバックは、この「猫物語(黒)」が明らかに物語シリーズの1つのエピソードである事を位置づけていると共に、この後に展開される化物語に繋がり、またその物語のひとつである「つばさキャット」の話の一部である事を示しています。 なので、化物語・偽物語を先に見ていないと、登場人物の立ち位置が掴めず、また台詞の意味も判らない所もあったりして、ちょっと難解だったかな…と思いました。
このコメントを観ている方のほとんどは化物語・偽物語を視聴済みでしょうから、全く問題は無いと思うのですが、冒頭の部分は化物語、偽物語を観ていない方にとってはとても重要になるので、もうちょっと説明があっても良かったのかな…と感じました。 年末のTV放送で「ちょっと観てみよう…」と思った方には、この話は1話完結とはいえ不完全燃焼であったかもしれません。
{netabare}
この話は、他の方の感想にある通り、傷物語~化物語を繋ぐエピソードで、「化物語」中の話の「つばさキャット」に続く話でもあります。もう少し詳しく言えば「つばさキャット」の第1話をさらに詳しくした内容となっています。
傷物語(主人公が3月の春休みの話) [今後作品化、全1話(予定?)]
猫物語(主人公が5月のGW中の話) [2012年12月 TV放送、全1話]
化物語(話の時期はGW前から6月) [BD、DVDリリース済み、全5話]
偽物語(夏休みの話) [BD、DVDリリース済み、全2話]
化物語、偽物語では怪異に取り付かれた女の子たち、妹たちと主人公、阿良々木暦(あららぎ こよみ)との話で、それぞれが通常尺の2話~7話分の複数話で構成されていますが、猫物語は4話分の尺で1話完結となっています。
猫物語は、化物語の冒頭でも登場する暦が通う高校の委員長、羽川翼(はねかわ つばさ)の家族と、彼女に取り付いた「障り猫」と呼ばれる怪異の話です。 「つばさファミリー」とは言いながら、あまり家族の事については語られておらず、翼の気持ちが障り猫を通じて暦に打ち明けられる展開です。
{/netabare}
原作に沿った展開であり、全物語の中でも重要な1つの話ではあるのでしょうが、放送のタイミングといい、2013年に『猫物語(白)』のアニメ化が発表され、またそれぞれの話の続きである「セカンドシーズン」の発表もあって、本作品は今後の物語シリーズのPR的な一面も感じられました。
<<PeachFlyの「また観るかな~」判定>> : 3
0:途中で挫折、
1:もう観ない、
2:もしかしたらもう1回くらい観るかも、
3:たぶんもう1回は観るかな、
4:もう2~3回は観るつもり、
5:ベスト10に入る逸品!。きっとこの後何回も観ることでしょう^^