いつも初心者 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ビジネス抜きでも楽しめる作品
物語について
中世ヨーロッパ風の背景設定とホロの萌え風キャラの登場で最初はソフトタッチのメルヘンアニメ風の出だしですが、ホロの人外キャラや、商人ロレンスを中心とした商取引の設定を噛ませるなど、厚みのあるストーリー展開が見ものです。
作画について
とても綺麗で丁寧なデザインです。細かい部分のデザインへのこだわりが感じられます。
声優について
やはり小清水亜美さんのホロがとても印象的です。遊女のような言葉使いと、甘い声音が絶品です。
音楽について
OPの「旅の途中」は物悲しい雰囲気が作品のイメージと説くあっています。EDの「リンゴ日和」は英語の歌詞ですがメルヘンチックなメロディがとても印象的です。
キャラの評価
注目はクロエとノーラの女性キャラの二人。
ストーリー上重要なキャラでロレンスと関わる場面も多く、ホロの女性としての繊細な心情をうまく引き立てています。
ホロがやきもちを焼くシーンが見ものです。
総評
本作中で多く見られるのが、為替や商取引のシーンです。通貨単位の計算にロレンスが頭をひねるシーンもあり、見ていて面白い反面かなり頭をつかう作品でもあります。
しかし、{netabare}ホロの嘘を見抜いたり音で貨幣の材質を見抜くなど非凡な才能を発揮するところや、巧みな交渉術で取引相手を丸め込むなど、物語としての面白さも十分あり、{/netabare}
難しいビジネスの部分を省いても結構楽しめる作品です。
まあ、ビジネス書としても評価されているみたいなので、アニメ化してもそのへんのクオリテティは落とせなかったんだと思いますが。