Etzali さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
それぞれの世界の形
(2013.1/1 初稿)
ルルーシュの目的は「世界」の3分の1を占めるブリタニアの破壊であり、妹・ナナリーが{netabare}幸せに優しく{/netabare}過ごせる「世界」を造る事にある。
一方のスザクもナナリーが過ごせる「世界」を造る事に理解を示しながらも{netabare}1期でユフィを殺したルルーシュを憎んでおり、その想いを糧として{/netabare}帝国内部から「世界」を変える為に更なる地位を手にしていた。
双方が共に望むナナリーの「世界」は{netabare}「幸せに形があるとしたら、それはどんなものだろうって。そうだな。それはスザクが言っていたように、ガラスのようなものかもしれない。だって普段は気づかないから。でも確かにそれはあるんだ、その証拠にちょっと見る角度を変えるだけでガラスは光を映しだす。そこにあるのだと、どんなものよりも雄弁に存在を主張するから… そう、優しい「世界」はこんなにも近くに。」{/netabare}かつて実現していたのに…
それでもルルーシュの「世界」に対する破壊は止まらない。
{netabare}「ナナリー、ロロ、シャーリー、黒の騎士団、俺は全てを失った。これが残された結果、いいや報いか。でも、だからこそ、ロロおまえが繋いだこの命。俺にはまだ成さなきゃならない事があったんだよな。そう、俺には…」{/netabare}
そして、ブリタニア皇帝と対峙する事になるが彼にも望む「世界」がある。{netabare}誰もがありのままに過ごせる嘘・偽りのない「世界」であり、ナナリーやユフィが望んだ幸せな「世界」でもある?{/netabare}
だが、{netabare}「お前たちの言ってる「世界」は自分に優しい「世界」だ。でも…ナナリーが望んだのは他人に優しくなれる「世界」なんだ!」{/netabare}と言ってルルーシュは否定した。
ルルーシュの描く「世界」の果てには{netabare}自らの死と、ブリタニアの終わり・{/netabare}破壊があった。
スザクが望んだ「世界」の先には{netabare}ゼロとなった彼による「世界」の始まり・{/netabare}創造がある。
まさか、{netabare}「それでも俺は、明日がほしい!」と言った{/netabare}ルルーシュが…{netabare}自らの死を選んだのは、ナナリーが「私は戦う事も守る事もできません。だから、せめて罪だけは背負いたいんです。」と言ったように妹の罪をルルーシュが背負ったから?{/netabare}
※個人的話数ランキング
1位:「ラグナレク の 接続」(TURN21)
2位:「逆襲 の 処刑台」 (TURN04)
3位:「太平洋 奇襲 作戦」 (TURN06)