たつじん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
生きることへのメッセージ
目が覚めるとそこは夜の学校。
何が起こったのか全く記憶がない主人公 音無結弦(おとなしゆづる)。
彼はそばで「あなた!死んだのよ!」「何もしないと消されるわよ!」と銃を構えて叫ぶ女子高生の言葉が全く理解できない・・・。
そこは青春時代に何かの心残りがある者が送られる全寮制の学校だった。
ただし死後に・・・。
銃を構えていたのは、消滅することにあらがうグループのリーダー、仲村ゆり(なかむら ゆり)・・・強いリーダーシップを発揮する活発な少女。
銃を向けられていたのは、グループから天使と呼ばれ恐れられている学校の風紀を守る生徒会長 立華かなで(たちばなかなで)・・・どこか弱々しくて儚げな少女。
「ゆり」のもと個性派メンバーと毎回繰り広げるオペレーションとよばれる作戦はどたばたで見ていて楽しいです。
また‘動’の「ゆり」と‘静’の「かなで」の正反対のキャラ、どちらにも魅力を感じます。
「死」というダークなテーマを扱いながらユーモラスでハートフルな「生きることとは何か・・・」を考えさせるとても深い物語に仕上がっています。
美しいピアノの旋律で始まるOP曲はその詩がこの作品を象徴するまさに神曲。