偽ニュー隊長 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
言わざるを得ないであろう、傷を分け合っていない猫黒など面白さ半減・・・いや3分の1なのだと(86点)
全4話。
小説原作。原作未読。
個人的満足点:86点
アニメ系統:ファンタジー会話劇
化物語の続編、いや、過去編、猫物語(黒)(以下、猫黒)。
今回の主は羽川さんなのだけれども
今回はどんなオサレ会話劇とパンツを魅せてくれるのかと期待値MAXで視聴。
そして、言い忘れていたのだけれども、過去編といえども化物語を未視聴なんていう
ちょっと、変わったお人がいようものなら今すぐ回れ右をして、化物語を観てほしい。
と、どこかで観た文章で始まる今回のレビューなのだけれども
決して手抜きではないし手をちぎられた訳でもない。
で、本題に入るわけではあるのだけれども、序盤は相変わらずの軽快なテンポの掛け合い。
さすがだと言わざるを得ない。
物語の本筋が始まるとこれまでのシリーズよりはシリアス調になってくる。
羽川さんの本性にせまるエピソード。
全体的には重い話なのだが時折みせるアララギさんの暴走が重くなりすぎる本編を緩和してくれる。
アララギさん清清しいまでの暴走がうらやまけしからん。
本筋も個人的に好みのシリアス調で猫黒単体の出来は非常に良かったと言っておきたい。
しかしながら私は物申したい。
やはり猫黒を楽しむためには傷物語が必要だろう。
この猫黒を視聴してあらためてそう思った。
私は幸いにも傷物語の延期をきっかけに傷原作を読んでいたので良かったのではあるが、傷のエピソードあってこその猫黒。
傷でのアララギくんと羽川さんのからみを踏まえての猫黒。
アララギくんの羽川さんへのこだわりや忍との関係がまったく分からない状態では感情移入の度合いが全く違う。
傷なし、いや、傷を分け合っていない状態では面白さも半減、いや3分の1である。
アニメ単体には不満は無いが製作スケジュールのいいかげんさに不満が残る。
年末の一挙放送というサプライズは嬉しいことではあるが、傷の製作はどうなっているのか?
今回の放送でも結局、傷の続報は無かった始末。
あげくにセカンドシーズンの告知。
セカンドシーズンの方が先に放送されてしまうんじゃないかと心配してしまう。
最後に3分の1と言ったのには、物語シリーズを隅々まで楽しむためにはキャラコメの存在は外せないということがあるからだ。
キャラコメに関してはBDの発売を待つしかないのだけれども、こちらにも期待したいところだ。
と、不満を出してみたのだけれども
つまり、何が言いたいかというと
最後のキスショットに見蕩レた(;゚∀゚)=3ハァハァ