Etzali さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
人や妖怪だけじゃなく、自分自身とも向き合えたんだね…夏目
ついに4期も観終わってしまった…(>_<)
「夏目と妖との距離」・「夏目を取り巻く人々と妖との関係をどうするのか」・「夏目自身の成長」が1~3期までのテーマだったと思います。
4期は「夏目の生い立ち(ルーツ)」でしょうか。
その夏目自身の生い立ちは、「どんなに思っても手が届かないものがある。だったら忘れてしまえばいいんだよ。先生、そうだろう…」にもあるように忘れたい過去(逃げたい事)だったんだろう。
だけれど、それを否定してしまったらこれまで夏目が築いてきた妖や大切な人達との出会いも全て否定してしまう事になる。
13話で人の心に潜む闇の部分を喰らう妖に憑りつかれた際、幼き夏目が親戚関係をたらい回しにされた事によって受けた傷(悲しい過去)を受け入れた言葉が感動的でした。{netabare}「それでも今の俺を作っている欠片でもあるんだ。どんなに痛くても大事な記憶なんだ」{/netabare}また、記念写真のシーンで{netabare}「悲しい日も辛い日もあった。そしてこれからも、そんな日はやってくるかもしれない…それでも、忘れられない宝物の日々」{/netabare}のセリフも良かったです!
夏目が自身の本当は忘れたくなかった過去と向き合う(戦う)事ができたのは、今の夏目を色んな妖や人々が支え続けてきたからなのかもしれない。
もし伍期があれば、的場一門との対決や友人帳の事を大切な人達に打ち明けるのか? また夏目の父親との対面も期待したいです(^^) もちろん放送時間は夕方枠で!!
(追記:12/5)
夏目のように苦しい事から逃げるのも、人として学ぶべきことなのだろう。しかしそれは、向き合う事ができなければ意味がない。夏目が築いてきた人と妖との関係は人として守るべきことの意味を教えてくれた気がする…
また、あの日下した決断を誇れるようにと生きている夏目が映す人と妖の世界は輝いていて、人や妖から得た愛を未来に繋ぎながら歩んでいる道は夏目にとって何よりの宝物だろう。
(2013.1/1)※ランキング作成の為、前に書いた感想をそのまま使いました。
(2013.1/3 追記)
夏目友人帳、初の小説化!
夏目3期・4期の脚本家(村井さだゆき氏)による完全オリジナルストーリーという事なので期待がもてるかも!?(2013.1/4発売)