たつじん さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
これを語らずして次の物語は語れない・・・?。
春休みのはじめにおこる事件がもとで半不死身の体となる高校生 阿良々木暦(あららぎこよみ)、彼のまわりで次々起こる奇怪な事件。
暦の持つ正義感と優しさが彼を問題解決へと駆り立て、体を張って立ち向かう物語。
プロローグは穏やかなBGMが流れ、優等生でクラス委員長の羽川翼(はねかわつばさ)とすれ違うシーン・・・。
でスタートしたかと思うと、一転「傷物語」の衝撃的なシーンに・・・。
第一印象は「何が始まった!?」って感じ。
本編はまた一転、暦は放課後のらせん階段で花びらが舞うよう戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)が降り下りてくるのを受けとめる。
でもこのことがこれから起こる事件の発端になるとは想像だにしなかった・・・。
主人公 暦が語り部になって進んでいく巧みな言葉遊びの会話劇。
美しい作画だけではなく文字による表現、さまざまな作家のパロディーとまるでアートを見ているような・・・この上ない斬新な表現手法に言葉をなくしてしまいます。
キャラクターもそれぞれが魅力的ですが、中でもお気に入りは暦を手助けするアロハシャツのちょっとイケてる30過ぎの中年 忍野メメです。
彼の「何かいいことでもあったのかい?」という台詞は名言でカッコイイですね。
それと「化物語」公式HPで公開されていて声優さんたちがエピソードを語っている「あとがたり」を聞いてさらにこの作品が好きになりました。(声優さんたちの本気度が伺えます)
興味ある方は是非試聴してみてください。