ローズ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
北北西に進路を取れ
ひだまりスケッチの4期目作品。
ゆの・宮子が2年生、ヒロ・沙英が3年生、乃莉・なずなが1年生であり、ひだまり荘の住人でもある。
ひだまり荘の住人を中心としたほのぼの日常系作品。
前作まで時系列シャッフルが当たり前だったのですが、本作品では時系列が綺麗に流れています。
今までが変だったのですが、3期連続で時系列シャッフルをしてから普通の時間に流れに戻ると多少違和感があります。
感覚がマヒしているのかな^^;
ヒロと沙英が学校行事で北海道へ旅行に行きます。
修学旅行という建前ですが、自分には新婚旅行にしか見えませんでした……
失礼、婚前旅行でしたねw
時系列が整い流れていくので普通に回を重ねると時間が経過します。
ヒロと沙英は高校3年生。
当然高校を卒業しなければいけない学年なので、それぞれ進路について悩みます。
確かに ひだまり荘にいる事は心地いいのでしょうが雛が巣立つように旅立つ事も考えなければならないでしょう。
時間が止まり今の状態を維持したいのは理解できますが、それは子供の考え。
全ての人において時間が経過して大人になる事を拒否する事はできません。
目標に向かって進路を決断する事は難しいのですが、大人になるための通過儀礼と考えたほうが分かりやすいかな。
進路を決断したヒロと沙英には拍手を送りたいです。
大晦日から元日にかけてを最後に持ってきたのは、物語には始まりがあり終わりがある、という事の暗示なのかもしれません。
新しい年を迎えて新しいスタートを切るという意味もあるかな。
まだまだ物語は始まったばかりで続きがたくさんあるという意味でないのが残念なのですが……
今まで沙英にちょっかいを出していたツンデレ娘・夏目の出番が増えた気がします。
最初から沙英に対して素直な態度にしていれば良かったのですが……
沙英とヒロの間に割り込むのは難しかったと思いますが、高校生活の最後の方で雰囲気が良くなっても、その間に積み上げてきた沙英とヒロの愛情関係は崩せないと思ってしまいました。
ヒロと沙英は部屋は違いますが同じ屋根の下に住んでいますしね^^
EDアニメーションが素晴らしい仕上がりです。
空に浮かぶ雲や水面、個々の着ている着物、幻想的な表現など、非常に良く出来ていると思います。
キャラの顔はそのままなので分かりにくいかもしれませんが、EDアニメに力を入れている事が分かります。
続きはOVAでのヒロ・沙英の卒業編。
この段階で目がウルウルなのですが……
ひだまりファンとしては、本作品を視聴した後に続編を要チェックです^^