偽ニュー隊長 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
key作品ではバランスがいい(80点)
全24話。
ゲーム原作。原作未プレイ。
個人的満足点:80点
アニメ系統:感動系ファンタジー
keyのお家芸「泣きゲー」のアニメ化。
複数のヒロインのルートを経由して1つのラストへもっていく方式。
相変わらずのkey絵でありえないほどの目の大きさにかなり抵抗あるのではあるが見ているうちに気にならなくなる。
寧ろ可愛く見えてくる不思議、keyマジック。
と、おおよそkeyアニメのテンプレと化した感さえあるだが、
そんなkeyアニメの中でもこの作品はバランスが良かったように思う。
まず、AIRほど短くなくCLANNADほど長くない丁度よい長さ。
そのため、各ヒロインの掘り下げもまずまずで分かりやすい。
ヒロインの数もそれほど多くなく混乱も少ない。
key特有の寒いギャグも少なくていいw
物語もほどよい伏線で分かりやすくある程度先を想像しながら視聴できる。
このあたりのバランスが非常に良かった。
残念な部分もある。
全体的に鬱よりの物語進行ではあるが、鬱が好物な私には少々物足りなかった。
まずは主人公の「祐一」が精神的に強すぎる。
物語中でもっと落ち込んでもいい展開にも関わらず立ち直りが早すぎる。
もっと悲愴感を出してくれたほうが感動できたように思う。
さらには折角のおいしい伏線があるにもかかわらず、最大限に利用出来ていなかった。
個人的には
{netabare}
真琴編のラスト近くで結婚したいフラグが立ったのだから、結婚式を挙げてから消えるのではなく
結婚式寸前で消えたほうが消失感がさらに出て良かったと思う
{/netabare}
落とすならもっと落とせばいいと思う。
その方がよりメリハリが出てくると思う。
最後の最高に盛り上がる部分もこれまでの伏線を踏まえてしまうと
おおよそ予想がついてしまい、悲愴感が薄かった。
良く言えば分かりやすく見やすいが、悪く言えば結果が見えてしまい感動が薄くなってしまう。
まあ、これぐらいのバランスが気軽に見れていいのかもしれないとは思うのではあるが。
そんな感じで個人的には少々物足りなさもあったがまずまずの出来だったのではないだろうか。
感動系がお好みならオススメできる作品。
と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと
ほっちゃんボイスのあゆあゆが可愛くて仕方ない、うぐぅ