退会済のユーザー さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
感想(名曲の想いと共に時をかけた少女)
98分。学園・恋愛・SFもの。
女子高生のヒロインの真琴は踏切事故にあったのをきっかけに、
ある日突然時間を跳び越える「タイムリープ」の能力を身に付けた。
おバカなことをし放題の真琴に待ち受ける運命とは・・・
前半はおバカな真琴のコメディに笑えました。
次に、3人で野球をやっているのにも、
こいつらホントに今時の高校生かよ!ってツッコミたくなりますねw
どう見ても、一昔前の高校生にしか見えないんですがw
でも、ノリとかは今風でしょうか。。
また、タイムリープものによくある伏線の張り方も巧妙で良かったと思います。
それに、夏らしい雰囲気がとてもよく伝わってきました。
中盤から後半は前半とは違い、もうシリアスな展開。
真琴と千昭、功介との微妙な距離感。たまりませんね。
こういうところの描写が良いと思いました。
次に、真琴の心理描写が凄く良かった。
ずっと仲の良い友達でいたかったのに、恋愛感情を抱くのが怖いという思春期独特の感情。
ここは痛々しかった・・。というか勿体ない?
また、青春の中で人を好きになる楽しさ・愛しさ・悲しさ・切なさを強く感じました。
そして、彼女は成長します。自分の気持ちに素直になれた真琴・・。
後半の演出は良いですね。
奥華子の名曲(変わらないもの・ガーネット)がこの作品をうたった素晴らしい曲で、
後半からEDに向けてのシーンを際立たせてくれます。
挿入歌の「変わらないもの」のところなんか涙が出てきました。。
メロディもですが、詩がとにかく良いです。
二人の想いをうたった素晴らしい曲です。是非聴いてみてください。
ラストも{netabare}前半の例の伏線の場所{/netabare}
での演出。
これがまた切なく思わせます。それに、綺麗です。
ED曲の「ガーネット」もいつまでも余韻に浸っていたいと思えます。
ジーンときました。。。
最後に作画に特徴があると思います。
影が描かれていないのが、細田監督の拘りが入っているみたい。
全体的に、もう青春映画というのがピッタリかと思います。
好きなので2回観ました。