Etzali さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
破壊による「革命」と調和による「保守」、それらがもたらすものは?
(2012.12/21)
皇歴2010年8月10日、日本に宣戦布告。
日本の地下資源を巡って極東で中立を謳う近隣諸国とブリタニアの対立
その後、日本は神聖ブリタニア帝国(世界の3分の1を占める帝国)の属国となり自由と伝統・権利と誇り、そして名前を奪われ、エリア11という名称となった。
その破壊を目論むルルーシュと破壊ではなく、あくまで内部の変革(そういった意味では維持となる為、調和と言うのか? 近隣諸国との関係性を鑑みた上で)を望むスザク。
ルルーシュは{netabare}母親を父であるブリタニア皇帝に見殺しにされ、妹であるナナリーは不自由な生活を余儀なくされてしまった。そんなルルーシュの願いは、母の仇を討ち、妹ナナリーが幸せに過ごせる世界を造る事、そして…{/netabare}ある力を手に入れ「目的」へと近づく事となる。
その「目的」を達成するため{netabare}日本解放戦線の部隊を利用し、後に黒の騎士団を結成する。その後の知略に満ちた戦闘は申し分ないと言っていい程良かった。{/netabare}犠牲も問わない姿勢で臨んだルルーシュだったが「ある戦い」で自身の「目的」に迷いが生じてしまう事となる。
その迷いを払拭し「目的」の為なら手段を問わないという確固たる強い意志を示した言葉が{netabare}「迷っているのか?」(ルル)「私は正義の為だと、それが正しいことだと思って今まで戦ってきました。だから人を殺しました、でも…本当に、本当に…私達のやり方で世界が変えられるのでしょうか?」(カレン)「変えられる。いや、変えねばならない。 どんな手段を使ってでも勝たなければならない。そのためには修羅にならなければならない。流した血を無駄にしない為にも、さらなる血を流してみせる。」(ルル)(革命への強い意志を示したと同時に迷いを断ち切る為の自分自身へ向けた言葉){/netabare}印象的でした。
一方、スザクは彼のやり方を間違っていると否定し、かつてその方法をとってしまった自分への戒めの念もあるのだろう。だからこそ、{netabare}「今の社会を否定しても、意味はありません。認められて(内部から)変えていく力を持つことこそが…」からも読み取れるように{/netabare} 「地位」を手に入れ彼を止める事を決意した。
果たして、ルルーシュの描く世界の果てにあるものは?
そして、スザクが望む世界の先に待つものは?
2人の想いが交差する先に何があるのか?
※公式サイトで1期の人気話数投票の結果が載ってます。
1位:ナリタ 攻防戦(11話)
2位:奪われた 仮面(6話)
3位:リ フ レ イ ン(9話)
4位:紅蓮 舞う(10話)
5位:その 名 は ゼロ(4話)
因みに私が好きなのは13話:「シャーリー と 銃口」ですwww