退会済のユーザー さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
中二病の裏に隠されていたこと
中二病を題材にしたアニメ、本当にやっちゃっていいの?と不安半分、好奇心半分で視聴を開始。
1話目の冒頭で「中二病とはなんぞや」というナレーションが入り中二病の基礎知識を覚えてもらって本編へ突入。
・・・、物凄く面白、おかしいじゃないですか!!
現役中二病、小鳥遊六花が電車のドアが開くタイミングに合せてポーズを決めたり、イタイと思わせる言動と小道具の数々。
序盤から中二病ワールドを演出していってますよ。
他に出演しているメインのキャラは、
六花と同じマンションに住んでいる、
中二病を卒業した富樫勇太
六花、勇太と同じクラスの
中二病を卒業した丹生谷(にぶたに)森夏
六花達の1コ上の先輩
昼寝好きの5月7日(つゆり)くみん
同じ系列の学校の中等部にい六花のサーバント、
現役中二病の凸守(でこもり)早苗
この5人、特にくみんを除いた4人が物凄く濃いキャラを出してますよ。
中二病を卒業した勇太と森夏ですら、過去の現役時代の自分を思い出した時の悶絶具合と表に出していた表情の壊れっぷりが、観ていて理解できたり、笑えたりしますね。
そしてある意味最強の二人、六花と凸守。
現役ってスゴイ。
もう、元中二病の勇太や丹生谷が同じ土俵に立てないぐらい六花と凸守は弾けてます。羞恥心ナシです。妄想の世界へフルダイブです。
視聴している側ですら「そこまでする」って感じてしまうほどに。
しかし、中盤から後半にかけてはタイトルコールの後ろ部分が強調されてきます。
さらには、
六花が中二病になった理由、
六花が初対面から短い時間で勇太と仲良くなれた理由、
また、OP最初の光の粒が何を意味していたかまで知ることが出来ます。
最後まで中二病を題材に面白さだけで突っ走って行くのかなと思っていたけど、ラストはキッチリと感動的な締め方をしていましたね。
まあ、屋根に上って告白するシーンは演出を盛りすぎだと思ったけど。
そんなシーンも仲間の協力あって達成できたんだと思えば、アリかなとも取れてしまいます。