りぃたん さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
人間の限界に挑む、知力、体力を駆使した戦い (痛々しい場面有り 注意)
ゲーム会社が、爆弾生き残り世界のゲームを無人島にリアルに再現。
周りにいる殺したいほど憎い人を募集、拉致して、
ゲームに参加させる。
他にもたくさんある、
ゲームの世界を実際にやってみたら、という設定。
その中でも、無人島にリアルに再現しただけあって、
リアリティをもった設定だったので、
ハラハラドキドキして面白かったです。
憎まれ者の集まりの中で起こる、
限界の人間の素性に迫る様々な人間模様。
命の駆け引き、人間心理の汚さと逞しさが見所。
そんな中、{netabare}引き篭もりでこのゲームの世界ランカー水準の、
だけど根は純粋で優しい主人公の坂本竜太が、
悪に染まらず、切り抜けていくところがいい。{/netabare}
もしあの状況に置かれたらここまで出来るか、
自分に置き換えて考えてしまいます。
でも、キャラの心理描写の表情が乏しい感じで、
ちょっと感情移入しきれない感じもありましたが、
クライマックスでは、音楽とスピード感あるカット割で、
盛り上がれました。
最終回に、{netabare}ネットゲームの中で知り合っていたヒミコと打ち解けあえて、ほっとしたし感動しました。
悪者でなく、正義を貫いた坂本竜太が生き残り、
引き篭もっていた自分を反省、成長していく姿が{/netabare}
描かれていて、よかったです。
作画は、私的には、
アクションシーンの美しい立ち居振る舞いは良かったけれど、
キャラや色が、ちょっと華やかさとかかわいらしさに
足りなかった気がしました。
でも総じて、
ファンタジーではなく、現実世界を舞台にしていて、
ストーリー構成が巧みだったのか、
上手くまとまった一品で、毎回飽きずに楽しめました。
続編、2期、忘れないうちに期待。