リクポテ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
自分なんかどれだけ幸せ者か思い知らされましたm(_ _)m
ひきこもりである主人公佐藤達広がひとりの少女中原岬が提示した「ひきこもりを脱却するためのプロジェクト」に契約し、脱!ひきこもりを目指していくストーリー。
主人公を甲斐甲斐しく世話する岬がとても可愛いです。
決して主人公やヒロイン無双ではなく、主人公の周りの人物たちにもしっかり焦点を当てていたので良かったですね。
どのキャラもとても暗い暗い過去を持っていて、それでも毎日を必死に生きている。この辺の描写が秀逸でした。
{netabare}
委員長の過去→東京に出てきて、引きこもりの兄と暮らしていたが親からの仕送りがストップ。兄の世話もしなければいけないからどんな仕事でもいいから収入のいいところで働くしかない。だ がそれでもほとんどバイト料をもらえず、マルチ商法にまで手を出し、結果借金まみれに。後には引き返せない状態に……
正直可哀想すぎて見てられませんでした(; ;)
しかもこういう話ってリアルな世界でも絶対ありますよね!? {/
自分なんか今いかに幸せ者なのかがしみじみと感じました。
ですが兄が引きこもりを脱却し、しっかり働いているところを見れたのがとても嬉しかったなぁ(*´▽`*)
岬の過去も壮絶でしたね。自分が必要とされないことへの恐怖。ちょっとefの宮村みやこと状況が似てるかな?
{/netabare}
基本的にアニメ=非現実的だと個人的には思っていますが、この作品はかなりリアリティがあったと思います。
決して万人受けするような内容ではないのですが、一見の価値はあると思います。
ちなみに2クール目のED
牧野由依さんが歌う「もどかしい世界の上で」
牧野さんというとARIAシリーズの曲でのイメージが強かったんですが、それらに全く劣らない曲だと思います!是非一度聴いてみてください!!