Tuna560 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
『とある魔術の禁書目録』作品紹介と総評
鎌池和馬による同名ライトノベルのアニメ化作品。
(あらすじ)
超能力が科学によって解明された世界。能力開発を時間割り(カリキュラム)に組み込む巨大な学園都市。その街に住む高校生・上条当麻のもとに、純白のシスターが現れた。彼女は禁書目録(インデックス)と名乗り、魔術師に追われていると語る。こうして上条当麻は、科学と魔術の交差する世界へと足を踏み入れてゆく。(wikipedia参照)
主人公がバトルで困難を打開する展開がメインであり、少年漫画的なストーリー展開となっています。また、主人公である当麻の能力である”右手で触れた異能の力を打ち消す能力(イマジンブレイカー)”は独特な設定で、意外性を感じられました。
しかし、この能力のためにストーリーとしては、ワンパターンな物にならざる負えないものになったと思います。超能力・魔術を使う敵キャラに対し、鉄壁とも言える防御力があるが故に、最終的に同じパターンになることが多い印象を受けます。
ストーリー展開に関しても、話の伏線が少なく、事象の説明が先行して物語が展開されるため、全体的に盛り上がりに欠けると思いました。バトル面、キャラのやり取り、ストーリー展開とどれも”もっさりとした展開”がどうしても気になってしまい、話に引き込まれなかったと感じます。
本作は完走したものの、スピンオフ作品である『とある科学の超電磁砲』、本作の続編である2期は共に途中でリタイアしてしまいました。以上の点からしても、やはりこの作品が何故これだけ話題になったのかがわからいと感じてしまいます。