偽ニュー隊長 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
フェチ<萌え<<越えられない壁<<燃え(88点)
全12話(+総集編2話)
オリジナルアニメ
個人的満足点:88点
アニメ系統:萌え燃え系
物語は女子高生達が戦車を使った武芸『戦車道』という乙女のたしなみ、
いうなれば『華道』や『茶道』などといった伝統文芸をとあることがきっかけで始めるお話。
視聴前の印象はフェチ萌え系かと思っていた。
絵柄は萌え系だし、設定は戦車がからむ。
「うぽって」などのレベルの高いフェチを想像していた。
しかし、蓋を開けてみたらどうだろう。
萌えどころか友情物の熱い展開が目白押し。
個人的にはドツボ。
ベタな展開なのだが戦車を使った斬新な設定により飽きさせない。
やや、専門用語が難しかったり、一部練習シーンの描写不足があったりするが
そんなことは大きな問題ではない。
話の柱は熱い友情物語だと思う。
物語の構成も上手く、各話の引き方がいい。
続きが気になる作りになっている。
作中の音楽の使い方も絶妙で雰囲気を盛り上げる。
戦車の進軍する時の音楽、静かなシーンにマッチするピアノ、そして挿入歌。
「カチューシャ」「雪の進軍」などの使いどころがうまい。
どれもこれも素晴らしい。
そんな中でも製作陣のこだわりを感じるのは戦車の動き。
萌え系のキャラデザにはおおよそミスマッチのリアルさ。
細部の動きまでこだわって作られている。
噂によると細部のパーツの動きの連動までも再現しているとかなんとか。
そんな細部にまで製作陣のこだわりが見えるアニメなのではあるが、
それが仇となったのか製作が間に合わず放送延期へ。
このあたりはプロとしてどうなの?って思わなくもないが
中途半端な物は作れないという心意気は買いたい。
少し欠点もあげておく。
キャラが多すぎて覚えきれない。
はっきりいって1クールでさばけるキャラの人数じゃない。
(メインは5人なんだけども)
専門用語が難しい。
Wikiでも見て調べないと分からない。
このあたりがガルパンの欠点だと思う。
OVA&劇場版の製作も決定しまだまだ目が離せない。
兎にも角にも熱い友情ものが好みならかなりオススメである。
と、まあ、こちらまで熱く書いてしまったが
つまり、何が言いたいかというと
秋山殿、自衛隊のDVDにまで出演とかマジパネっすw