Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
宇宙のゴミ拾い・・・とても大切な仕事でした^^;
時代は2075年。人類は先進国を中心として宇宙開発を加速させる一方、廃棄された人工衛星や切り離されたロケットの残骸などのたくさんのゴミ・・・スペースデブリが地球の周りに溢れる事態が起こってしまいました。
このペースデブリは地球の周りをグルグル回っているので、旅客機との接触事故が起こるなど、放置できるものではありません。
この物語は、宇宙を夢見た青年がスペースデブリの回収を通して自分の夢と向き合っていく・・・というストーリーです。
あにこれβで「もっと評価されるべき」「泣ける」ランキング5位の作品なのですが、テーマと作画から見るのを少し躊躇していました。でも、それを後悔するレビューが私が観始めたキッカケになりました。
そして、私も「もっと早く見るべきだった」と後悔した一人になりました^^;
連載中の2002年に原作が、2005年にアニメがそれぞれ星雲賞を受賞した作品です。原作とアニメの両方を受賞した作品は「風の谷のナウシカ」以来で、連載中で受賞した初めての作品だそうです。
スペースデブリを回収する「デブリ屋」は、宇宙ゴミ回収のプロです。なので、仕事に向き合う姿勢と質の高さは一級品です。そんなデブリ屋の仲間として女性の新人が加わってきます。主人公の青年が教育担当になるのですが、仕事の危険性や価値を丁寧に親身になって教えていきます。この姿勢には頭が下がりました・・・まぁ、口は悪いんですけどね^^;
そんな彼にも夢がありました・・・そして、その夢を掴むチャンスが訪れます。今の仕事を続けて安泰を手に入れるか、チャレンジするか・・・悩んで出した結論には感服でした^^;
でも、夢を掴む・・・ためには思い切りが必要なんだという事を教えてくれる作品だと思いました。
この作品を見ていると、叶わないから夢・・・ではなく、夢を叶えるために決断し、努力を積み重ねていくことの大切さを感じることができました。
作画にはすぐ慣れます。
仕事への向き合い方、夢の掴み方・・・決してこの方法だけじゃないと思いますが、見ていて気持ちの良い作品です。
もし、ご覧になっていない方は是非お薦めしたい作品だと思いました。