Tuna560 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
『ヒカルの碁』作品紹介と総評
平凡な小学生の少年が天才囲碁棋士の霊に取り憑かれたことで囲碁の世界に巻き込まれ、「神の一手」を目指す姿を描く作品。
「文科系マイナー競技」を題材とした作品にハマったきっかけでもあり、ジャンプ作品の中で最ものめり込んだ作品でもあります。
(あらすじ)
進藤ヒカルは、ごく普通の小学校6年生。小遣いをカットされたために祖父の家を物色していた際、蔵にあった古い碁盤に血痕を見つけたヒカルは、その碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士・藤原佐為の霊に取り憑かれる。
囲碁のルールも、佐為がかつて憑いていた碁聖・本因坊秀策の強さも知らないヒカルは、「神の一手を極める」という彼の壮大な目標に付き合わされ、彼にせがまれるままに碁を打つことになる。(wikipedia参照)
少年漫画としては異色の囲碁漫画ですが、話の主軸は少年の成長であり、緻密で繊細な作画と熟考されたストーリーは、何度も読み返したくなります。
正直、囲碁のルールは深くは理解出来ませんでしたが…囲碁の試合の攻防での心理描写が巧妙で、一度観れば癖になる面白さがあります。また、ヒカルとアキラの成長と佐為の執念を描いたストーリーは一見の価値ありです。
アニメに関して言えば、原作の良さを120%引き出しており、動きの少ない地味な作品ですが細かく奇麗な作画で観るものを引き込んでくれます。
「ジャンプの作品でオススメは?」と聞かれれば、迷うことなくこの作品を挙げるでしょう。