(ΦωΦ)華菜* さんの感想・評価
3.9
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
忘れたくない過去はありますか?
※あらすじはあにこれのをご覧下さい※
■■主な登場人物■■
●広野 紘(ひろの ひろ)●
音羽学園高等部に通う2年生。
出席日数が足りずに留年の危機と戦う。
しかしサボりではなく、紘は別の職業を持っていて、
新堂凪(しんどう なぎ)というペンネームで、
少女漫画の連載中の漫画家をしている。
元々芸術一家に生まれ、幼少の頃から絵ばかりを
描いており、友人は誰一人もいなかった。
しかし、ある日2人の女の子と出会い、
その子の家で見た漫画が唯一の娯楽になり、
そして漫画家を目指すキッカケにもなった。
職業柄、腱鞘炎(けんしょうえん)に悩まされている。
自分の中で何か一つ色が抜け落ちたように感じ、
漫画を描く事で色を探している。
●宮村 みやこ(みやむら みやこ)●
音羽学園高等部に通う2年生。
成績優秀・容姿端麗・運動も出来るという
素晴らしいスキルを持っていながら、
サボり癖がある為、学園ではちょっとした有名人。
クリスマスの日にひったくりに遭い、
それを追いかけるのに、紘の自転車を借りた事で、
2人は出会い、クリスマスを共にする。
幼少の頃に両親が家庭内別居をし、
音がない生活をしてきたみやこ。
時には気を引く為に料理を振る舞ったが、
結果は変わらない。その為、今でも料理が得意。
常に自分の居場所を探していて、
無色になった自分の色を探している孤独な少女。
●堤 京介(つつみ きょうすけ)●
音羽学園高等部に通う2年生で紘と同じクラス。
映研部に所属していて、時には監督をする。
身体能力や人懐っこい性格から女子にはモテモテで、
映研部の部長と付き合っていたが、
京介の物事に対する一途な姿勢についていけなくなり、
別れを告げられる。
クリスマスに街中を走り去る景を見かけ、
キラキラした姿をカメラで撮りたいと景を追いかける。
●新藤 景(しんどう けい)●
音羽学園中等部に通う1年生。
紘とは幼馴染で紘が漫画家を目指すキッカケを与えた人物。
ボーイッシュで活発で、世話焼きな性格の為、
朝になると紘を起こしに行ったり出席日数について、
説教するなど母親のようになることも・・・。
しかし料理は家族の遺伝のせいなのか全く出来ない。
過去に紘に作った際に、紘にトラウマを作った。
バスケ部に所属しており、1年生ながら、
レギュラーを獲得する程の運動能力を持っている。
●新藤 千尋(しんどう ちひろ)●
景の双子の妹。
12歳の時に不幸な事故により、左目を失う。
しかし、それだけではなく、彼女には、
"記憶障害"も後遺症として残された。
彼女の記憶は13時間しか持たない。
思い返さない限り、どんどん忘れていく。
事故に遭う前の12年間の記憶はあるものの、
その後は13時間しか記憶が持たない。
その為、いつも日記帳を持っており、
食べた物や出来事などを記録している。
蓮治とは音羽駅(無人駅)で出会い、
それから千尋の日常は変わっていく。
天然な部分と意外と強情な部分があり、
天性の文才能力を持っている。
●麻生 蓮治(あそう れんじ)●
音羽学園高等部に通う1年生。
読書家で常に胸のポケットに何らかの本を持っている。
音羽駅(無人駅)は蓮治のお気に入りの場所で、
そこで読書をするのが日課だったが、
ある日、左目に眼帯をしている千尋と出会い、
そこから蓮治の日常は変わっていく。
進路調査票に悩む今時の高校生だが、
昔は苦しむお姫様を守る騎士(ナイト)になりたいと願う程の
正義感を持っている少年。
---------------------------------
1期の登場人物は主にこのメンバー。
色々謎は残されているケド、
そこは2期で分かってくる事だと思います。
しかし、
レビューにもありましたが、
1話2話は非常に難しい描写で、
少しつまらないと感じてしまいましたが、
回を重ねる度にどんどんキャラクター達の過去が分かり、
そして物語に惹かれていきました。
1つの作品に、
2つの恋愛模様があり、
それはとても珍しく、
そして2つの恋愛はどこかで繋がっていて、
とても不思議に思えました。
全部のキャラクター達が、
切なくて、悲しくて、
最後は自然と鳥肌も立ち、涙溢れました。
人生において、
素晴らしい名言も度々登場して、
考えさせられる作品だと思いました。
作画はどこか「化物語」と少し似ていて、
分かりづらい部分はありましたが、
それもどこか魅力も感じました。
ある意味の2クールなので、
見るのを少しためらっていましたが、
1期では満足する終わり方をしているので、
問題なく視聴出来ると思います。
是非ご覧になってほしい作品です。