優馬 さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
好きになってしまうやろぉ~♪ ってノリで見るモノ
<はじめに> (ゲーム&原作は知りません)
エンターブレイン製の恋愛シュミュレーションゲームが原作で当初PS2にて2009年販売、メディアミックス展開にて2010年アニメ化を経てのち、PSP版も販売した。アニメは2012年SSプラスも出ている。
とにかく気になるのは携帯電話がない時代設定?!
学園モノなので学生がたくさん出てくるが、大人は少ない。
付き合いだしてもあまり家に絡まない。ということで普通のラブコメではないと想像できる。
主人公の橘純一は、一見普通の高校生だが思春期の高校生なのでエッチい・・これはまぁ仕方がないが、中3の時に告白して、クリスマスデートを目論んだが、見事フラれて傷心の痛手から回復できないまま2年が経つ・・などの小心者でありながら、一方で付き合い始める寸前の超イケイケな変態性はありえない。
原作ゲームはシュミュレーションといいながら、この変態性能はそのままらしく、自分を主体とした自由度の高いゲームができるわけではなくあくまでもアニメに出てくる橘純一の行動原理での選択しかないらしい。
作品は4話ごとのショートストーリーで構成されており、6人のメインヒロインに対して計24話と、一番最初にフラレたときの裏理由と隠れヒロインが出てくる25話で完結。
他にTV未放送26話(妹版)とOVAが2本ある。
実際には、この物語の主人公は女性側であると割り切ると、いろいろなことが理解しやすい。
フラれた経験や恋愛経験、片思いなどを経験していれば、それなりに感情移入もできるが、ドロドロ感が全くなくさっぱりした娯楽作品なので、いやなものが緒を引くとかは全くない。安心して見ることができます。
6組のバカップルの話とでも思うとわかりやすいかもしれない。
キャラデザインは少し癖があるが基本的には、可愛いい。現実には、いなさそうなのにいるかもしれない感をうまく出している。
食べるシーンが多いが純一の声優さんは、そこが下手くそなのでどうしても気になってしまう。
この作品は、女性が男性に対して、何か気になる存在から片思いに変わり、恋愛が成就するという話である。
ゆえに女性側からの告白が圧倒的に多いし、最終話の25話などは、完全にそのものである。
だから女性側が好意を持っている以上、相手の男性が持つ変態性などは、子供のような可愛い人だという単純な萌え要素としてすぎていくのである。
まぁ、こんなふうに難しく考える作品ではないので、さっぱり系のラブコメで、すこしお馬鹿なカップルを垣間見る楽しみがあるということで楽しんでください。
メインヒロインごとにEDが違うのも面白い要素です。
お気に入りの彼女とそのEDを見つけましょう。
<登場人物>
主人公:橘純一
どこにでもいる取り柄のない高校二年生、漫画が大好きで
読んでて翌日起きられずに遅刻する。くだらない理由で寝坊する遅刻常習犯でもある。いつも妹が起こしに来る
勉強やスポーツも取り柄がなく唯一、数学だけが少しはできる。
男子としてエッチには興味津々なのだが、中学生時代に勇気を出して告白したのにクリスマスデートをすっぽかされた経験から女性不信になっている。
また断られたらどうしようとか、クリスマスが近くなると悩んでしまう。
部屋の押し入れの中に、蛍光ペンで星を書いている。なにか落ち込むことがあるとその押し入れにこもる。
少し変態性があり、常識では考えられない変な行動をとることがある。どこが女性不審なのか疑いたくなる行動を平気に取れる。やたらと食い下がる、開き直るなど全く落ち込みとは縁遠い強心臓な行動力もある。
極度の高所恐怖症、小心者でもある。
キャラ特性がバリエーション豊かなのは、複数の大きく性格が異なる女性陣とうまく合わせるための工夫と思えば仕方ないかもしれない。
女性陣はそれぞれのストーリーを見てもらうほうがいい
それも楽しみ方。
声優
橘純一:前野智昭
絢辻詞:名塚佳織
桜井梨穂子:新谷良子
棚町薫:佐藤利奈
中多紗江:今野宏美
七咲逢:ゆかな
森島はるか:伊藤静
橘美也:阿澄佳奈
梅原正吉:寺島拓篤
<作品紹介>
◆1話「森島はるか編 第一章 アコガレ」
◆2話「森島はるか編 第二章 セッキン」
◆3話「森島はるか編 第三章 ヤキモチ」
◆4話「森島はるか編 第四章 レンアイ」
ED「キミの瞳に恋してる」(第1話〜第4話) 歌 - 森島はるか(伊藤静) / 作詞 - 伏見和行 / 作曲・編曲 - 津波幸平
学園一のマドンナ、何人もの男子が彼女に告白しても断わられていた。なんのとりえもなくうだつの上がらない自分に、彼女が振り向くはずもなく・・・・でも、自由人で気ままな彼女は、ずっと前に気になる存在がいた。
◆5話「棚町薫編 第一章 アクユウ」
◆6話「棚町薫編 第二章 トマドイ」
◆7話「棚町薫編 第三章 ウラギリ」
◆8話「棚町薫編 最終章 シンテン」
ED「きっと明日は…」(第5話〜第8話) 歌 - 棚町薫(佐藤利奈) / 作詞 - 小川マキ / 作曲・編曲 - 横山克
中学時代からの腐れ縁で、男友達と変わらない3人組。高校生にもなってプロレスをやっちゃう間柄だったのに・・・・目の前にいすぎて、女性としての彼女を見ていなかったが、気がつくと。
◆ 9話「中多紗江編 第一章 コウハイ」
◆10話「中多紗江編 第二章 トックン」
◆11話「中多紗江編 第三章 ヘンカク」
◆12話「中多紗江編 最終章 コイビト」
ED「あなたしか見えない」(第9話〜第12話) 歌 - 中多紗江(今野宏美) / 作詞・作曲・編曲 - 黒澤直也
ある日の朝、彼女が登校する姿を見た。一瞬それに目を奪われたのだが・・・彼女は極端な人見知りで、普通に会話することもできない。本人も直したいと思ったいたが・・・。
◆13話「七咲逢編 第一章 サイアク」
◆14話「七咲逢編 第二章 トキメキ」
◆15話「七咲逢編 第三章 ヘンシン」
◆16話「七咲逢編 最終章 コクハク」
ED「恋はみずいろ」(第13話〜第16話) 歌 - 七咲逢(ゆかな) / 作詞 - Reika / 作曲・編曲 - 津波幸平
スポーツに打ち込む元気な子。まったく恋愛とは程遠い性格なのに、2人の出会いも最悪なところから始まる。
それなのに、いつの間にかお互いが近くにいた・・・。
◆17話「桜井梨穂子編 第一章 オモイデ」
◆18話「桜井梨穂子編 第二章 テツダイ」
◆19話「桜井梨穂子編 第三章 ヒキツギ」
◆20話「桜井梨穂子編 最終章 サヨナラ」
ED「恋はあせらず」(第17話〜第20話) 歌 - 桜井梨穂子(新谷良子) / 作詞 - フジノタカフミ / 作曲 - 多田慎也 / 編曲 - 浜
小学生からの幼友達、妹も一緒に近くの公園で遊ぶ仲だった。いつの間にか彼女は風景と変わらない存在、いるのがあたり前なので気にもとめていなかった。しかし、彼女は純一が初恋の人でずっと片思い中。
◆21話「絢辻詞編 第一章 ハッケン」
◆22話「絢辻詞編 第二章 ウラガワ」
◆23話「絢辻詞編 第三章 プライド」
◆24話「絢辻詞編 最終章 ヤクソク」
ED「嘆きの天使」(第21話〜第24話) 歌 - 絢辻詞(名塚佳織) / 作詞・作曲・編曲 - 芦沢和則
同じクラスの学級委員、なんでもできるパーフェクトな彼女が学園祭の準備委員に立候補した。誰もやりたくないことを率先して行う彼女が実は・・・・。純一は苦手なクリスマス克服のために準備委員に立候補したのだが。
◆25話(最終話)「上崎裡沙編 シンジツ」
ED「恋のゆくえ」(第25話) 歌 - 上崎裡沙(門脇舞以) / 作詞 - Yuka-ri / 作曲 - 吉川慶 / 編曲 - pOlOn
隠れヒロイン7人目の登場、全てを知っている彼女から聞く真実の恋の話。うーんちょっとストーカーだけど可愛いから許す。純一の過去からの話が出てくることでクリスマスの真相がわかる。
◆26話(TV未放映話) 橘美也編「イモウト」
ED「素敵なある日」(第26話) 歌 - 橘美也(阿澄佳奈) / 作詞 - 伏見和行 / 作曲 - 町田トシユキ / 編曲 - 伊東ヒロム
にーにが心配な妹がにーにのことをよく調べたら、自分が知らなかったいいところがたくさん見えてきたって言う話。
ここで初めてタイトルの「アマガミ」にまつわる話が出てくる。
◆OVA 第1話「はるか、薫、紗江サイド」
◆OVA 第2話「逢、梨穂子、詞サイド」
この2作はクリスマス寸前の2人の恋愛状況をひとり1話で3人分を1つとして構成しています。
ショートものなのですがどちらかというと純一視点で話が進むので本編より見やすく感じます。
25話のヒロインの裡沙がアニメの中で隠れて各ヒロインと純一の様子を見ている人として存在しているところが面白い。<探してみてください!>
ラブコメだけどあまり肩こらないです。
実在する青春とは、すこーし違うけど・・・
面白おかしいカップル誕生を、微笑ましく見て楽しむ作品。
自分的には、妹が可愛いいのはとてもOK
できれば、茶道部の先輩攻略ストーリーが欲しいというところ
さて、次はプラスをみますかな