Tuna560 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
『銀魂』作品紹介と総評
週刊少年ジャンプに連載中の空知英秋の同名漫画を原作としたテレビアニメ作品。
ある意味原作を超えてしまった作品と言っていいでしょう。
(あらすじ)
宇宙の知的生物天人(あまんと)諸族によって開国を強要され、銀河文明が導入された江戸のかぶき町を主たる舞台とする物語である。作者はこの作品の属性を「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」と表現している。
ゴールデンタイム前後の放送枠ながら、シリーズ構成の大和屋暁と監督の高松信司の手腕により原作のテンションと毒を巧みに再現し、過激な部分を含めてほぼ忠実なアニメ化がされている。(wikipedia参照)
この作品が原作を超えたと言える理由は、卓越されたアニメオリジナル要素でしょう。怒られるのを覚悟で多方面に喧嘩を吹っかけるパロディ、20代〜30代にしかわからない世代ギャグ、ゴールデン枠なのに容赦のない下ネタ、時事ネタや流行を積極的に取り入れたメタフィクションネタの数々…。どうして夕方に放送し続けることが出来るのか?
とくに、連載している少年ジャンプの作品、ガンダムなどのサンライズ作品のパロディ、また各キャラの中の人ネタの切れ味は凄まじい。
そして、主要声優陣の切れのあるアドリブや突っ込みもそうですが、脇を固める声優が豪華なんですよね…本当にこのアニメは凄すぎる。
個人的に最もツボだった回は、偽最終回、竜宮篇、人気投票編の三つ。観たことない方はこの3つだけでも観てもらいたいですね。
「深夜42時アニメ」と言われるくらいハチャメチャな作品ですが、製作サイドの「本気の悪ふざけ」が観れるのは、本当にこの作品だけでしょう。