しるき~ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
何故素直に感動出来たのか疑問だったが
1クールでスカッと泣かせて頂きました。
{netabare}すっかり旧友と疎遠になってしまった主人公ジンタンを
めんまという存在が蘇らせてくれる。
みんな忘れたい過去やもどかしい現実を背負っていて
それでもめんまのために、と集まりだす旧友達。
超平和バスターズは超平和バスターズのままだったと
みんなに教えてくれためんま。{/netabare}
↑以前書いたレビューで御座います。
本来私は、このようなあからさまに泣かせにかかってくる作品では
泣けないのですが、初回と最終回できっちり泣かせてもらいました。
何故なのか今一度考え、理由を述べたいと思います。
{netabare}色々と要素はあるんですよね。秘密基地とか懐かしいし、
主人公じんたんの半端なところに共感とか、音楽が卑怯だとか。
少々重い話になって申し訳御座いませんが
私は兵庫県神戸市に住んでおり、子供の頃、阪神淡路大震災に
見舞われました。
私の家は半壊程度で済み、家族全員無事でした。
しかし、大親友を失いました。
つまり、会いたいのに絶対に会えない人が居るんです。
不幸自慢みたいになって申し訳ありませんが…。
そんな現実をアニメと混同するのは実に不謹慎だし、馬鹿げている。分かっては居るんです。
ですけど、この作品のめんまを見ていると、こんな形でも会ってみたいと
ついつい思ってしまうのです。
めんまは亡くなっています。ですが、この作品は決して人の死を軽く扱ってはおらず、
仲間達がどれだけめんまを大切に思っていたのか、十分に描写出来ています。
だからこそ、嫌な気分にならず感動出来たのだと思います。
そして、嫌な気分にならないからこそ、アニメとして楽しめる。
うん、そこだね。『人の死を扱っているのに嫌な気分にならない。』{/netabare}
これが「何故素直に感動出来たのか」の答えです。
あーすっきりしたー。