退会済のユーザー さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
「One more time, One more chance」 【ねこ's満足度:65pts】
女性と男性で捉え方が全く変わりそうな作品ですね。
女性はここまで初恋を美化したりしないですから(あくまで私見ですw)。
男はきまって女の最初の恋人になりたがる。
これは男の無粋な虚栄だ。
女にはもっと繊細な本能がある。
女の望み、それは男の最後の愛人となることだ。 (オスカー・ワイルド)
こんな言葉を思い出してしまいました(・ω<)~☆
時間と距離は残酷です。
変わらないものもあれば、時が経てばどうしても変わってしまうものもある。
距離もそう。物理的な距離もしかり、決して届かない想いもしかり。
1話で明里が渡せなかった手紙、2話のロケットの打ち上げ、3話の回想シーン、そして「雪」……。
ところどころでそういったものがうまく表現されていたと思います。
{netabare}物語はある意味ハッピーエンド。
ラストの踏切のシーンを見てそう感じました。
新しい今、これからを生きる主人公に幸あれ、と。
おそらく監督が一番言いたかったのはそこじゃないでしょうか。{/netabare}
風景作画についても言うことなし。特に光の描写がすばらしかったです。
ただ、所謂”中年男のロマンチシズム”を絵にしたような作品なので、個人的にはいまひとつ……。
正直内容そのものよりも、美麗な風景にばかり目がいってしまったのは内緒です(笑)。