こたろう さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態：観終わった
楽屋コントと東京ぶらり旅
落語家の女子達のお馬鹿な日常コント。
落語家といっても、噺家としての活躍の描写はほとんどありません（冒頭に数秒だけ、落語やってます）。
高座から降りた後の、楽屋でのグダグダな会話から始まるのがお約束。
しょーもない事をキッカケにそのネタをどんどん膨らましていくコメディー・・・というよりギャグです。
黒い成分満載 (^｡^;)
キャラクターは、絵柄的には萌キャラですが、お笑い要員なので何でもやります。
ギャグですから、殴り、殴られ、罵られ、陥れられ、脱がされ、なんでもアリ。主要キャラは５人でそれぞれ特徴づけされた設定ですが、全員ボケるし、全員ツッ込むし、汚れやオチ担当も全員でやります。
だいたい、芸名からしてダジャレでつけてあるふざけた名称ｗ
落語家なのに噺で笑わせるのではなく、身体を張ったコントで笑わせる芸人だと思って頂いて結構です(´▽｀)
ギャグの内容は会話劇が基本。
原作者（絶望先生の久米田康治）の得意とする、物凄く風刺の効いたブラックジョークが鮮烈です。
そのまんま直球表現してしまうので、やたらとピー音やモザイクが入りますが・・・・実際、隠れてないｗ
アニメや漫画のみならず、芸能ネタから政治ネタまで幅広く扱っていますので、危険度も抜群です。
これ、やっちゃっていいの？
・・・というギリギリまで踏み込んだお笑い。
元ネタがわかってないと面白くはないと思うので、ある程度の世情ぐらい知っておく必要がありますが、一般的なニュースで仕入れられる程度の知識で充分通用します。
黒い黒いネタを続けていって、最後はわけわかんない状態までいってオチるのもお約束。
キャラと絵が違うだけで、絶望先生と全く同じです。言ってしまえば(^-^;)
楽屋トークがメインですが、ネタ探しのため、東京の各所を５人で巡ってウンチクをタレるお話も織り交ぜた構成。
旅番組のように、ローカルな名所を見学したりグルメを楽しんだりと見ていて飽きません。
会話の内容は、相変わらず危険極まりないですけど(^_^;
どーでもいいことですが、着物＆羽織の落語家衣装の時と違って、お出かけのときは結構オシャレなんですよね、この娘たち。
毎回、私服や髪型、アクセサリーを変えてきます。女の子だなぁ(*^▽^*)
一名、センスがどーしようもない娘がいますがご愛嬌。
万人にウケるとは決して思いませんが、ツボにくる人にとっては強烈なパンチ力のある個性派ギャグアニメ。
私にはド真ん中ストライクの怪作でした。毎回メチャクチャ笑って視聴できました。
時事ネタも多く含まれるため、鮮度が命。
視聴を保留されてる方には、是非お早めにお召し上がり頂きたい作品です。
